人見知りの人のための会話のコツ9つ|矢印は自分でなく相手に向ける!

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会話のコツ

住宅のプランやインテリアデザインの提案を仕事にしている筆者は、しょっちゅう初対面の方と面談しますので、いかに相手と会話を弾ませるか?にはいつも苦労しています。

どちらかというと、一人でいるのが好きな性格で、初対面の人との雑談や大勢の人とコミュニケーションをとるのは苦手です。ちょっとした隠れ人見知りなのですが。。。

そうも言ってられないのでいろいろ工夫をしています。

一言でいうと、会話のコツは「自分を知ってもらう前に、まずは相手のことに興味を持つ」です。

だから、自信満々、積極的でおしゃべりなタイプより、むしろ自分から積極的に話せない人見知りするタイプくらいの方が、意外に会話上手になれます。

そのために私が日頃、心がけている具体的なコツを9つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。  

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①【人見知りを逆に武器にする】最大のコツは矢印は自分でなく→相手に!

自分が自分がの意識

自分が、自分が、の意識を消す

自分に自信がなく、これといって会話を盛り上げる話題も持ち合わせてないし。。。と苦手意識の根っこには、心のベクトルが自分の方を向きすぎているという原因があります。

初対面の人に自分から話題を提供しないと。。

何か面白いことをしゃべらないと。。

と焦るのは、頭の中が自分のことでいっぱいになっているからです。

「相手によく思われたい」「話題豊富な人だと思われたい」という、自分が!自分が!という意識を消して、「相手をよく知りたい」「相手に興味をもつ」という方向に心の矢印を相手に向けていくとグッと気持ちが楽になります。

人見知りだからこそ、自分のことをベラベラしゃべるって相手に伝えるのは苦手だと思います。

だったら、自分のことはさておき、相手のことをひたすら知りたい!と思いましょう。

例えば、初対面で名刺交換をして肩書がちょっとわかりにくかったら(最近は”ゼネラルマネージャー”とか”シニアプロデューサー”とか??わかりにくい肩書多いですね)それは具体的に何の仕事なのか?から入ってもいいですし、どれくらいの人数の部署なのか?この肩書になって何年なのか?とか会社名や会社の所在地、創業地、得意分野、なんでも聞いてみましょう。

かっこいい質問をしようと考えるのは、まだまだ矢印が自分に向いている証拠です。

素朴な質問や的外れな疑問でも全然いいのです。そこから話題が広がって、「あのね、そもそもね」とでも言いながら、相手が気持ちよく話をしてくれれば成功です。

もし、ちょっと知っている業界だったりしても、勝手にこちらの知識や経験をひけらかすようなことは決してしないようにしましょう。

一通り、相手が話し終わった段階で、質問形式で「こういう話を聞いたんですが、これって最近どうですか?」と話す程度にとどめましょう。相手にとって自分の業界の話を詳しく話されても楽しくないのです。

さらに話を弾ませるなら、相手がCAD設計の仕事なら「3Dプリンターってどういう仕組みなんですか?」「将来性はどうですか?」と素朴な疑問を質問して、相手に気持ちよく話してもらえれば成功です。

これはビジネス会話だけでなく、相手がママ友でも町内会の懇親会でも同じことです。相手の事を少しでも知ろうとする、教えてもらおうとする心の持ち方をすれば、雰囲気がぐっとリラックスします。

心のベクトルを自分では無く、相手に向けて、相手のことを知るための会話をすれば、相手は気持ちよく話すことができて、会話が弾む、という状態になります。

②自慢話ウェルカム!

自慢話

人は誰でも褒められたい

本音をいうと、自慢話は、聞かされるとウンザリすることも多いものです。

ですが、話している本人は気持ちが良いですし、それをウンウンと聞いてくれる相手はありがたいものです。

もともと、相手が話し上手な人なら、そういった自慢話はしないもの。

だから相手が無口や話下手で他の話題では会話がのらないなら、もう思い切って、思いっきり自慢話を聞き出す質問をしてみて下さい。

距離感をグッと縮めるために、相手を褒めるようにします。

仕事ならビジネス上の自慢話を引き出しましょう。

相手が謙遜して、「いやいや大したことないですよ」と言っても、それで流さずに「いやあ、ご苦労があると思うんですよね~」「厳しい業界での生き残りの秘訣って何ですか?」「今までで一番の自信作は何ですか?」と上手にアシストしてみて下さい。

プライベートなら服装や髪形など、目に付いたものを褒めてみましょう。
「おしゃれな眼鏡ですね」とか「髪が艶々ですね」など、具体的に褒めるようにしてください。

褒められて嫌な気をする人はいません。自分に興味を持ってもらってうれしくない人はいません。

褒めるところを探すことで、相手をよく観察するので、自然と意識が相手に集中して、上述で紹介した心のベクトルが相手に向きます。

「そんな、いかにもなヨイショって恥ずかしい。。。」って思ってるのは、まだまだ自分にベクトルが向いてる証拠です。照れや自分がどう思われるか?という余計なことを考えずに、明るく相手の良いところを探してみてください。

あ、男性が女性に対して、あまり服装や髪型を褒めるとちょっと?な気がするなら、「話し方がわかりやすい」「雰囲気が柔らかくて話しやすい」など外見以外のところを褒めるのもお薦めです。

あとは、相槌や適度な「それでどうしたんですか?」「どんな工夫をしてるんですか」的な質問を挟めば、会話が弾むでしょう。決してうんざりした表情をみせないように、徹子の部屋の徹子さんに徹しましょう!(あれ?ダジャレになってるw)

相手からの質問は必ず返してあげる

相手の質問は大事なキーワード

「人に聞くことは自分が聞かれたいこと」

ってきいたことないですか?人は無意識に自分が聞かれたくないことは相手にも聞かないものです。つまり、相手からの質問内容は「そのことについて質問OK。いや、むしろ聞いてほしい!」なシグナルです。

例えば相手から「趣味はなんですか?」と聞いてくるのは、その人が何かの趣味に力を入れていて、自分が聞いてほしいのです。

だから、聞かれたからと言って、自分の趣味の話は短めに終わらせて、すぐさま相手の趣味を尋ねましょう!もし、同じ趣味なら最高ですし、全然知らない趣味なら、どんどん質問してみれば相手は気持ちよく語ってくれます。

④身近な話題に変換する

身近な話題

相手のバックグラウンドを意識しすぎない

もし、相手が高学歴だったり、社会的な地位が高いなど、自分とは住む世界が違うな~どうしよう。なんていう場合は、話題を生活レベルに変換しましょう。

例えば東大卒だろうと東京芸大卒だろうと、その出身大学の近くの美味しいお店やお薦めのカフェなら、今度そのあたりに行く予定があるんです、と仮定して話題に出来ますし、学生時代にサークル活動されてましたか?とか同窓生に有名人はいますか?とか。

出身校をネタにいくらでも切り口を変えて質問すれば会話は続きます。意外ににエリートの人ほど、そういった背伸びをしないフランクな話題を好んだりします。

質問はオープンクエスチョンがお薦め

質問はYes/Noだけで答えられないカタチで

質問方法の代表的な分類に相手が「はい、いいえ」または「AかBか」の択一で答えられるような、質問の仕方をクローズドクエスチョンといいます。

逆に「どう思うか?」「何が好きですか?」のように、相手に自由に答えさせるような質問のしかたをオープンクエスチョンといいます。

例えば「この間アメリカに行ってきたんだ」という人に、「一人で?」「仕事で?」という風に一言で返せる質問では無くて、「どんなとこが楽しかった?」とか「どんなスケジュールで?」とかの質問をすることで、相手からより多くの話が聞けて話題が広がります。

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⑥質問するなら5W1Hを基本に

質問は5W1Hで

質問の型は5W1H

・who(誰)
・when(いつ)
・where(どこで)
・what(何、どんな)
・why(なぜ、どうして)
・how(どうやって)

これらを英語にして頭文字をとったものが、5W1Hです。

何を質問していいのかわからない時の会話の糸口として有効です。

例えば最近乗馬を始めたんだという人に対してなら

「ひとりで乗るの?」    (who)
「いつから始めたの?」   (When)
「どこでレッスンするの?」 (Where)
「どんな馬に乗るの?」   (What)
「何がきっかけで始めたの?」(why)
「どんなスタイルがあるの?」(how)

という感じです。

ただし!淡々と5W1Hだけの質問を続けると、場合によっては息苦しく束縛されている気がするので、臨機応変に相手が話したがっているかどうかをみながら、質問のための質問にならないように注意しましょう。

どんな場合でもコミュニケーションの基本は相手の様子を見極めて、心地よい関係性を保つのが目的ですので、あまり型にはまらないようにすることが大事です。

⑦共感する、あるいは疑問形で反論する

質問には共感

質問には必ず反応

質問しておいて、そのあと、「そうなんだ・・」はいけません。一番望ましいのは、「なるほど~」「わかる、わかる」という、共感の言葉です。

でも、もし反論したい部分があって、そうは言えないなら、素直に「それってハードすぎて体に悪くないですか?」でもいいので、自分の感想を伝えましょう。

ここで注意したいのは、「そっれってハードすぎて体に悪いです」と自分の意見を断定的に伝えないことです。あくまで、疑問形で話しかけることがポイント。

そうすれば、「いや、私も最初はそう思ったんだけどね・・・」と話が広がりますし、反論だとしても、相手は真剣に話を聞いてくれていると好感をもちます。

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⑧会話の主役を相手にゆだねる

ボールはどこにあるか?を意識

上述したことにも繋がりますが、一旦自分が思ったことをきちんと伝えた上で、相手の気持ちを尋ね、話のボールを相手に渡すと、相手は自分を主役にした会話を展開します。

相手は質問に答えただけで、そこから急に話を展開することは珍しいです。ただ、一旦こちら側の感想や質問を挟むと、気持ちよく話が広がります。

例えば

A「転職した」

  ↓

B「どんな雰囲気の職場ですか?出会いあるんじゃないですか?」

  ↓

A「実はそれがね・・・・」

会話を弾ませるには、相手に長くボールを持っていてもらうと、とてもスムーズにいきます。

今、ボールはどこにあるか?をちょっと意識すると良いですよ。

 

 ⑨会話にリアクションは大事

会話にはリアクション

うなずきや笑顔が無いと会話は続かない

 
最後になりましたが、「会話、コミュニケーション、話し方」というともちろん「言葉で伝える」のが基本ですが、非言語によるコミュニケーションも同じくらい大事です。
 

視覚的要素で影響が大きいのは、笑顔やうなずき、視線です。

笑顔はそれだけで安心感があります。話を聞いてもらっているときにうなずいていたら「聞いてくれているな」と安心できます。

相手の話を聞く時には、しっかりとリアクションを取らないといけません。
うなずいたり、驚いたり、笑ったり、考え込んだり、何らかのアクションを起こすということです。

ちゃんと聞いていたとしても無表情でノーリアクションだと、相手は自分の話がつまらないのかと不安になります。

興味深く聞いていることを伝えるためには、相手に分かるリアクションを心がけてください。

ベタなリアクションでも大丈夫です。大げさすぎる?くらいでもちょうど良いのです。

自分がどう見えるか?を気にせず、相手が気持ちよく話せることを最優先して意識してみましょう。

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まとめ

①最大のコツは矢印は自分では無く→相手に
  自分が、自分が、の意識を消す

②自慢話ウェルカム!
  人は誰でも褒められたい

③相手からの質問は必ず返してあげる
  相手の質問は大事なキーワード

④身近な話題に変換する
  相手のバックグラウンドを意識しすぎない

⑤質問はオープンクエスチョンがお薦め
  質問はYes/Noだけで答えられないカタチで

⑥質問するなら5W1Hを基本に
  質問の型は5W1H

⑦共感する、あるいは疑問形で反論する
  質問には必ず反応

⑧話の主役を相手にゆだねる
  ボールはどこにあるか?を意識

⑨会話にリアクションは大事
  うなずきや笑顔が無いと会話は続かない

以上、人見知りな人へお薦めする9つの会話のコツをご紹介しました。

基本は

”相手に関心をもつこと、自分が良く思われたい”を忘れること”です。

”会話が弾む”はいかに相手に気持ちよく話してもらうかです。

自分に自信がなく、会話を盛り上げる面白い話題なんて思いつなかいし。。。と苦手に感じている人見知りな人こそ、ちょっとコツをつかめば”会話の弾む人”になる可能性大です。

むしろ自分に自信があって、おしゃべり上手だと思っている人は、自分ばっかりしゃべって相手が退屈しているかもしれません。気を付けましょう!

この情報が初対面の人との会話が苦手な方に、少しでもお役にたてれば幸いです。

人生気負わずいきましょう!

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