筆者は男社会の建築業界で働いていますが、最近は活躍する女性も増えています。
職場の女性が生き生きとしていると、戦力アップだけでなく、雰囲気も良くなるのですが、女性への対応に慣れない、男性上司はどんな風に言葉がけをすると女性受けがいいのか?悩ましいようです。
世の中の風潮として、外見上への誉め言葉だったり、間違った言葉使いだと”セクハラ”とも受け取られない心配を、先日知り合いの男性管理職の方に相談されました。
そこで今回は男性上司が使って、どんな女性部下にも、やる気アップにつながる超簡単な「誉め言葉4つ」をご紹介します!
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女性がモチベーションアップする言葉4つ
「ありがとう」
1つ目は「ありがとう」
なーんだ、って思ってませんが?
書類に目を落としたままで、相手に注目せずにつぶやくように言ってもダメですよ。
これは単発的にしてもらったことに対して感謝を述べて終わり、のためだけの言葉ではありません。
何か良いことをしてして、「それをもう一度、いや、これからずっとして欲しいな」と思った時に積極的に「ありがとう」と言ってみてください。
「この間の支店からの書類、まとめておいてくれたんだね。ありがとう」
「○○君の休暇中のメールの返信しておいてくれたんだね。ありがとう」
言われた人は、単に感謝されたというよりも、自分の行動が認められ、廻りに喜んでもらった満足感を感じます。難しくいうと、「自己承認欲求が満たされた」んですね。
その体験から、「よし!このからも続けよう!」と考えます。その行動を継続するモチベーションになるんですね。
部下に良い行動を継続してもらうための言葉が「ありがとう」です。
ついでに言うみたいなノリで言いがちですが、「これからも、それ、やってよね」とあからさまに感じられるようではマイナス効果です。
「なんだか、調子よく使われてる。。」という印象を与えてしまいます。
でもきちんと、丁寧に「ありがとう」と単純に喜ばれると、そのうれしさから自発的にその行動を継続しようと思うものです。
短くて当たりまえ過ぎる言葉に感じますが、意外にきちんとこれが言える男性は少ないのです。使って非常に効果があるひと言ですので、ためらわずに言ってみて下さい。
「うれしい」
これも短くてシンプルですが、特に男性上司がなかなか言わない言葉です。
例えば
「A子さん、あなたの営業成績が目標を超えてくれてうれしいよ!」
「今日の打ち合わせの資料がわかりやすくてお客様に褒められてうれしいよ!」
「うれしいね!こんな内容の濃い企画を考えてくれて!」
「うれしい」は感情に訴える言葉です。
喜怒哀楽を込めた表現は女性にはストレートに響きます。
自分でも頑張ったと密かに思っていることを、上司が一緒に喜んでくれる。つまり喜怒哀楽を共にすることで、そこに共感が生まれます。
女性は何よりも、自分と一緒に共感してくれることをコミュニケーションの上で大切にしますから、この「うれしい」という表現は社内の一体感を一気に高めます。
助かる
女性は「誰かの役に立っている自分」ということに、特に強い喜びを感じます。
素晴らしい活躍はもちろんのこと、見逃しがちな細やかなサポートや小さな心遣いを廻りから認められた時に、女性ならではの自分の重要性を見出そうとします。
具体的には。。。
「今日のクレームの電話対応が早かったせいで大事にならなくて助かったよ!」
「図面のミスに気が付いてくれて助かったよ!」
「アドリブで良い提案をしてくれて商談がまとまって助かったよ!」
こういうシチュエーションは結構あるはずです。
男性上司は言葉になかなか出さないですが、女性はこういうところで自分の行動を評価してくれる上司の元では150%の力を発揮するものです。
おかげさま
社交辞令としては頻繁に使う、「おかげさま」ですが、身近な、しかも部下にむかって使う男性上司はすごく少ないと感じるのは私だけでしょうか?
しかし、この言葉は、特に女性には効果的です。
「おかげさまで」と上司からよく言葉をかけられる女性部下は、間違いなくその上司を慕い、組織の結束力は高まります。
「ありがとう」とセットで使ってもいいですし、
「A子さんの準備のおかげで今日のセミナー成功したね!」
「丁寧なお礼状のおかげで再注文もらえたよ!」
と、特に最前線のポジションでは無い、サポート的な部署で働く女性部下にとっては、営業成績などの目に見えるわかりやすい成果がない分、自分の存在意義や重要度を感じにくくなりがちですから、男性上司は「おかげさま」という言葉を大切にしてみて下さい。
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まとめ
女性がモチベーションアップする言葉4つ
①「ありがとう」
②うれしい
③助かる
④おかげさま
いずれも短くてシンプルな言葉です。
女性同士のコミュニケーショではよく使われてるのに、意外に男性は職場では使わないのではないでしょうか?
こんな簡単な言葉ですが、意識することで、女性部下の自己承認欲求を高め、共感し合うことで、組織の結束が強くなる魔法の言葉です。
わかっていても使わないのはもったいないことです。
ぜひ言葉にして女性部下とのコミュニケーショを図ってみてください。
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