インテリアコーディネーターとインテリアプランナーの違い~仕事内容や資格、業界の本音

こんにちは”アラフィフりすこ”です。

インテリア関係でよく間違われるのが、

インテリアコーディネーター
インテリアプランナー
インテリアデザイナー

ああっ、もうみんなよく似ててわかりにくいですよね。

なんとなくみんなインテリア関係の仕事なんだろうけど、

仕事内容はどう違うのかな~?
資格はやっぱり必要~?

と学生さんなんかは疑問なんだと思います。

実際には、資格がなくともそれぞれの仕事は出来ますし、インテリアデザイナーにいたっては資格すらなくて、「私、今日からインテリアデザイナーだから」って言えばそれでOKの部分もあります。

ですから厳密にわけるのも難しいのですが、インテリアコーディネーター歴20年の筆者が、これまでの経験から、それぞれの仕事に興味があって混乱している方のために、ザックリとしたそれぞれの違いや私の思うところをご紹介します!

スポンサーリンク

インテリア関連職種のそれぞれのツボ

インテリアコーディネーター

インテリアプランナーとの大きな違いは、インテリアプランナーが設計の仕事、インテリアデザインが意匠の仕事、に対してインテリアコーディネーターは販売・接客の仕事です。

ここが大きく違います。

仕事をしている職場にもよりますが、基本は「自分の照明器具やシステムキッチンやカーテン、家具などの商品知識を活かして顧客にアドバイスをする」です。

自分のセンスを活かした仕事、という憧れを抱く事も多いと思いますが、実際には自分のセンスをどうこうより、顧客の求めているイメージをつかみとって提案する能力がなにより求められます。

資格は「社団法人 インテリア産業協会」が認定する民間資格です。

コチラの団体は「経済産業省」の管轄です。

インテリアプランナーの資格認定は「国土交通省」管轄の「公益財団法人建築技術教育普及センター」が行っていることからも、コーデネーターが販売系に近い職種だということがわかります。

受験資格や年齢制限がありませんので、インテリア好きの主婦の方や全く違う学部を卒業した学生さんにも関心がもたれるようです。

実態としては資格がない状態から働けますから、実務を経験しながら学んで働きながら資格を取ることも多いです。

仕事の内容は販売や接客要素が多いので、コミュニケーション能力が求められ女性からの人気が高い職種です。

インテリアコーディネーターの中でも工務店や設計事務所に勤務する場合は、建築的な知識や経験も必要になるので、本人の向上心があればステップアップとしてインテリアプランナーや二級建築士の資格取得を目指す場合も多いです。

私は無資格で勤め始めた工務店で、まずはインテリアコーディネーターの資格をとり、その後建築設計の実務を積み、独学で2級建築士の資格をとり、現在は設計事務所でインテリアのわかる建築士として働いています。

インテリアコーディネーター資格対策の専門学校もありますが、知識レベルとしては通信教育や独学で充分かと思います。あとは実際に仕事をしながらスキルを磨く方が早く成長すると思います。

収入は勤務先や雇用形態によりますが、同世代の一般職と同程度と考えれば良いかと思います。

実態としては土日にお休みが取りにくかったり、残業や早出があったりして、どんな仕事もそうですが、世間から憧れられるほど優雅な仕事ではありません。

経験をつんで独立をすることも可能ですが、「やりがいのある仕事が出来る喜び」という部分での成功に的をしぼらないとなかなか経済的には厳しいのが実態です。

インテリアプランナー


インテリアプランナーは、住宅や店舗、オフィスなどの建築物のインテリア設計を行う職種です。

インテリアコーディネーターが主に住宅に関わることが多いのに対して、インテリアプランナーは主に店舗や商業施設に関わることが主です。

インテリアデザイン事務所、設計事務所、店舗を多く手掛ける工務店、などに多く在籍しています。

顧客に対して、プランニングからインテリアデザインの設計から施工監理までを担当します。

建築士の仕事にインテリアコーディネーターとインテリアデザイナーの仕事をミックスした。そんな感じです。

仕事の規模は大規模プロジェクトに関わることは少なく、最近ではリフォーム案件などが多いようです。

ただ率直に申し上げると、業界ではインテリアプランナーの資格をとるなら、むしろ先に公的資格として重要視される2級建築士を取得することが多いのが現実です

上述した「国土交通省」管轄の「公益財団法人建築技術教育普及センター」が行っているインテリアプランナーの受験資格は次のようになっていて、ほとんど2級建築士と同じです。

①大学のインテリアまたは建築に関する課程修了者は、卒業通算 2 年以上。

②短期大学のインテリアまたは建築に関する課程修了者は、卒業通算 2 年以上。

③ 2 年制専門学校のインテリアまたは建築に関する課程修了者は、卒業通算 2 年以上。

④建築士の資格取得者は必要実務経験年数 0 年 ⑤商業施設士の資格取得後、通算 2 年以上

⑥一級インテリア設計士の資格取得後、通算 2 年以上

⑦インテリアコーディネーターの資格取得後、通算 2 年以上

⑧実務のみの場合は、通算 6 年以上 など

試験の難易度は同じくらいといわれているので、2級建築士の方が役所に提出する確認申請書の作成ができるので、就職などにも圧倒的に優利です。

就職などの際に、デザインセンスやプレゼンテーション能力についてのアピールは資格の有無よりも、実際に手掛けた案件やポートフォリオ(過去の図面やCG、パース、完成写真などの資料)で十分出来るので、2級建築士の方を持ち、あとは実力勝負ということの方が多いのが実態です。

資格取得を目指すなら、実技試験(製図やスケッチを描く)があるので、未経験の人は建築やインテリア関連の専門学校で学ぶのが適しています。

もし建築やインテリア関連で実務経験がしっかりあるなら、インテリアプランナー協会の講習会を受けて独学でも資格取得が可能です。

実務としては、ほぼ建築士と同じで施工監理(現場監理)も同時に行うことが多く、インテリアコーディネーターのほぼ9割が女性なのに対して、インテリアプランナーは圧倒的に男性が多いです。

インテリアデザイナー

これは完全に資格と関係のない、能力勝負の世界ですね。

努力だけではだめで、デザインセンスなどに恵まれた人でないと活躍するのは難しいのでしょう

独立しているか、大企業のデザイン担当部署に在籍しているのだと思いますが、私が住んでいるような地方都市にはおりません(笑)

上述した、インテリアコーディネーターとインテリアプランナーは持って生まれたセンスよりもインテリアの事が好きで努力すれば!と思いますが、デザイナーを職業として生きていくには、やはり人より抜きんでた才能がないと難しいのだと思います。

まとめ

インテリアコーディネーターとインテリアプランナー。

ちょっとよく似ていますが、仕事の内容はかなり違います。

でも実態としては、私はインテリアコーディネーターからスタートして、建築士の資格と実績を積むことで、ほぼインテリアプランナーと同じ仕事内容になっています。

建築業界には他にもたくさん資格があります。

みんな実務をこなしながら勉強をして取っていく人が多いです。

雇用する方も資格だけの人よりも資格はこれからだけど実務経験とやる気がある人を望んでいることが多いです。

もし、今、インテリアや建築が好きで興味があるようでしたら、資格取得はおいおい出来ますから、まずは仕事を始めてみる事をお薦めします。

この情報がお役に立てれば幸いです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする