神社にお参りした際に「おみくじ」を引き、運勢を占うこと多いですよね?
その際に、
「末吉と小吉ではどっちが良いの?どんな順番が正しいの?」
「木に結びつけるの?持って帰って良いの?」
わからなくて困ったことありませんか?
正しいやり方を神社本庁で調べてみました。
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おみくじの順番のルール
神社本庁は「大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶」の順番で運勢がよいとするのが基本だといってます。
一般的に「おみくじ」は、個人の運勢や吉凶を占うために用いられているわけですが、種類もいろいろとあり、神社ごとに工夫も窺うことができます。その内容には、大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶という吉凶判断、金運や恋愛、失(う)せ物、旅行、待ち人、健康など生活全般に亙る記述を見ることができます。また、生活の指針となる和歌などを載せているものもあります。
出典:神社本庁|参拝のいろは|おみくじについて
スッキリしました!
しかし、実際には神社によっては「大吉・吉・中吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・平・凶・小凶・半凶・末凶・大凶」や「大大吉(大々吉)」「大大凶(大々凶)」を作る神社も存在します。
なぜこんなにいろいろバリエーションがあるのでしょうか?
理由はおみくじの起源と現代のおみくじ発行のシステムが理由です。
どういうことでしょうか?みてみましょう。
おみくじの起源と順番の違いがある理由
おみくじの起源はその昔、後継者選びや戦いといった重要事項を決定する際、神様の判断を仰ぐために用いられていた”籤(くじ)”が起源です。当時はくじは棒状の物を自分で用意していました。
現在のおみくじの原型を考案したのは、天台宗比叡山元三慈恵大師良源上人(912~985)です。
そして今、私たちが知っている紙に書かれたおみくじは山口県周南市にある二所山田神社が
設立した月刊新聞社「女子道社」という会社が発行したものが全国に広がった形です。
驚く事に今でもおみくじの7割近くが「女子道社」で作られています。
そして残りの3割は各寺社にて作られていて、各々、独自の特徴を出しているのです。
ですので、それぞれに個性のあるおみくじもある一定数、存在するわけです。
さて、そのおみくじ、みなさんは引いた後どうしてますか?
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おみくじの正しい保管方法
おみくじ引いた後どうするのが正しいのか?
これについては、神社本庁からハッキリ示されています。
「おみくじ」は単に吉凶判断を目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針としていくことが何より大切なことといえます。また神社境内の木の枝に結んで帰る習わしもありますが、持ち帰っても問題はなく、引いた「おみくじ」を充分に読み返し、自分自身の行動に照らし合わせてみたいものです。
出典:神社庁|参拝のいろは|おみくじについて
良く木の枝に結び付けている人が多いですし、神社側もここに結んでください!って感じで場所がもうけられていたりします。
だから、てっきりあれが正しいおみくじの作法なのかな?と思ってましたがそうでは無いです。
その時の気持ちで決めれば良いこと。
結んで帰っても良いし、持ち帰ってもどちらでも良いという事がわかりました。
私はなんとなく、大吉や中吉だとうれしくて持って帰って家族に見せたりして、凶とかだと「やだ~!忘れよう」って感じで木の枝に結びつけました。
ですが、「吉凶判断を目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針としていくことが何より大切なことby神社本庁」という事ですので、私が今までやってきた事はちょっと間違ってますね。
凶がでたからこそ、持って帰って中に書かれた事を読み返し「注意すべき事に気をつけて生活をする」
そこにこそ、意味があるんだったんですね!
ところで、おみくじを持って帰った場合の正しい保管方法ご存知ですか?
おみくじの正しい保管方法
実は神社本庁からの情報では、お神札とお守りについては詳しく述べられているのですが、おみくじについては記載がありません。
そこでお神札とお守りについてのしきたりを参考に考えてみることにすると
持ち帰ったおみくじは鞄やお財布、カードケースなどに入れて身近に持っていて、時々読み返して判断に迷った際などの目安にすると良いでしょう。
その際に、むきだしのままだと、他の物と擦れて傷みやすいので、私は100均などに売っている透明のポリエチレンの小さなフイルム袋に入れています。
参考にしたお神札とお守りのしきたりはこんな感じです。
お神札とお守りはどちらも神さまのお力を戴くものですが、お神札は自分の家の神棚でお祀りして家をお守り戴くもの、お守りは常に身に付けて神さまのご加護を戴くものです。一年間お祀りしたお神札は年末に神社に納め、お焚き上げをしてもらいましょう。そして新しいお神札を受けます。お守りも同様ですが、願いが叶うまで身につけても差しつかえありません。
お神札やお守りをたくさんもっていると心配してしまうのが、神さま同士がケンカしてしまうのでは、ということ。でも、大丈夫です。八百万神という言葉があるように、日本には多くの神さまがいらっしゃいます。神さまは、それぞれの御神徳をもって、協力して私たちを守ってくださるのです。
出典:神社庁|参拝のいろは|お神札とお守りについて
大切に持っていたおみくじも同じ様に年末に神社に納め(神社には返納箱というのが設けられています)お焚き上げをしてもらいましょう。
でも、願いが叶うまで、つまり自分の気がすむまで身につけても問題ないようです。
あちこちでおみくじを引いても、問題ないようです。
神様はそれぞれの違うパワーで協力して私たちを守ってくださるのです。
さすが神様心が広いですね。
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まとめ
〇神社本庁は「大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶」の順番を基本としています。
〇ただし3割程度は神社によって「大吉・吉・中吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・平・凶・小凶・半凶・末凶・大凶」など特色を出しています。
〇引いたおみくじは木に結び付けても、持ち帰ってもどちらでもOK
〇大事なのは吉凶判断を目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針としていくこと
〇持ち帰ったおみくじは身近に持っていて、時々読み返して判断に迷った際などの目安にすると良いでしょう。
大切に扱って神様の導きに素直にしたがい幸せになりましょう。
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