大学生への仕送りの平均【体験談】京都の生活費はどれくらい?

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こんにちは”アラフィフりすこ”です。

前回の記事で娘が京都に進学して一人暮らしを始める際の準備についてご紹介しましたが、

今回は4年間の学生生活の間の仕送りについて、いろんな資料で調べた平均値と、実際の我が家での実体験をセキララにご紹介いたします。

子どもを応援してやりたい気持ちも大事です。

が、そのせいで実家の生活がギスギスしたり将来の老後資金にまで影響を及ぼして逆に子どもに心配や負担をかけるなら本末転倒です。

それぞれの家庭の考え方や経済状況によって、正解はないと思いますので、あくまで参考にしていただければ幸いです。

それでは詳しくみていきましょう。

京都の大学生への仕送り平均 

京都の大学生への仕送り平均はズバリ!

70,910円(学費除く)

(平成26年度大学生協関西北陸事業連合から参照)

経済状況の変化に伴い年々仕送り額は低下しているようです。

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大学生の仕送り額を決める3つのポイント


仕送り額を決める3つのポイント

1)学費

2)生活費

3)アルバイト・奨学金

トータルの仕送り額は、上記の3つのポイントをふまえて家族で相談して決めます。

しかし、学費は進学先が決まっている段階なら既に「決定事項」のはずです。

進学先が国公立か私立か、文系か理系かで違うので、平均値を出したところで全く意味がありません。

なのでこの記事では検討データから省かせてもらっています。

もし「まだ進学する学校は未定。来年、再来年のために仕送り額を知りたい」

という段階なら、まずは希望校の学費をネットで調べておいて下さい。

では、上記でご紹介した仕送り額(学費除く)

2)生活費

3)アルバイト・奨学金

については

「生活費をどれくらいとみるのか?」

「アルバイトをするのか?」

「奨学金はどうするのか?」で決まってくるはずです。

ですので、早速

「平均生活費用」と

「アルバイト・奨学金」について詳しくみていきましょう。 

 
 

京都の大学生の平均生活費用

【京都の大学生の平均生活費用】

(平成26年度大学生協関西北陸事業連合から参照)

家賃 51,910円
食費 25,050円
交通費 3,810円
娯楽・交際費 9,100円
勉学費 2,080円
日常費 6,140円
通信費 3,980円
その他 2,480円
貯金 12,520円
合計 118,470円

京都は物価が比較的高い街

京都は調べてみると意外に東京都・神奈川県に次いで物価が高いんです。

筆者の最初のイメージは、京都は関西の中では大阪や神戸に比べれば地方都市。

なので「学生用のワンルームマンションならそんなに高くないやろ」と思って、正直なめていました。

ですが、京都は比較的お家賃の相場が高めです。

理由は、京都は歴史遺産が多いので私有地が少なく、建築物の規制も厳しいため特に中心部には高層建築が建てられません。そのせいで他の地方都市と比べて割高です。

そして、物価も比較的高めです。

親戚の子が東京に進学したのですが、東京には学生向けの安い定食屋さんとかが、特に大学近くにたくさんあって助かってると言っていましたが、なぜか京都ではあまりみかけません。

よく雑誌には「おばんさいのお店」とか紹介されていますが、庶民的にみえても実はもっぱら観光客向けで「小松菜とお揚げの焚いたん」がバカ高い(失礼…)お高いお値段で売ってる街です。

ですので、学生が多くて地方都市だから「物価も安いというイメージ」でいるとちょっと違いますのでご注意下さい。

では項目別に詳しく紹介します。一部我が家でのエピソードもご紹介しています。

 

家賃

【51,910円】

京都は上述の理由で家賃が高いと言われています。

実際に娘の部屋をお世話してくれた、全国展開の賃貸管理会社のエイブルさんの窓口でもそう言われました。

我が家では田舎からの慣れない都会暮らしであること(自宅は治安が良いので家に鍵かけない事も)と、女の子であることを考えて、平均より少し高めの60,000円(共益費込み)の物件でした。

学校からとても近く、前面の道路が幹線道路(烏丸通り)で、斜め前が四条警察署。

さらにマンションの1階がコンビニで防犯カメラばっちり。

夜中でも人の目があるので不審者が近寄りにくい環境としてはベスト(どれだけ心配なんでしょう笑)

という点で、ちょっと予算オーバーでしたが、決めました。

もっと、町中から離れたり、少し細い入り組んだ道の奥だったり、3階建ての1階の部屋だったりすると安い物件もありましたが、後からなにかと後悔したくなかったし、本人も気に入ったので、ちょっと無理しました。

この辺りは考え方によりますし、男の子だとそこまで周辺環境に過敏になる必要も無いかと思います。

条件にこだわらなければ30,000万円の物件もありました。

ただし、お値打ちな物件は結構すぐに埋まってしまうと、エイブルさん言ってましたので早めに不動産屋さんに問い合わせることをお薦めします。

食費

 【25,050円】

これはあくまで平均ですので幅があります。

進学先によっては学生食堂があるでしょうし、自炊メインかそうでないか?

飲食関係のアルバイト先で”まかない”として食べさせてもらえる。などなど。

我が家の場合は近くに24時間営業のスーパーマーケットがあったので、まめに自炊をしていて食費はもっと低く抑えていたらしいです。

でも食事って大事だと思うので、あんまりこの部分を減らして健康に差しさわりがあっても心配ですが、ジャンキーフードや外食続きも親としては不安です。

自炊してちゃんとしたものを食べてこの金額なら納得ですし、外食やコンビニばかりでこの金額ならちょっと。。。というのが筆者の感想です。

交通費

【3,810円】

これも幅がありますね。

住んでいるところと学校の離れ具合で圧倒的に違ってくるでしょうし、やはり郊外になればなるほどかかる費用ですが、その分、家賃が安ければOKですから、バランスですね。

京都は自転車移動が多い街です。一般の人もやたらと自転車にのってます。

ボーっと道歩いてると必ず後ろから自転車で「どいて!」ってリンベル鳴らされるくらい、どこに行っても駐輪所が自転車であふれてるまちです。

京都は学生さんは自転車移動をメインに考えればお安くすませると思います。

娯楽・交際費

【9,100円】

交際費も含んでいます。

ちょっと高い様にも思いますが、せっかくの学生時代ですから、先輩後輩、同級生との交流の楽しんで欲しいな、と思うとこれくらいは必要かもしれません。

20歳以上になると居酒屋なんかにも行けるので、そのあたりで出費がふえてくのかもしれません。

でも最近の若い世代は、激安なお店をちゃんと選んで節約するらしいので、あまり心配いらないでしょう。

勉学費

【2,080円】

学費以外の参考書などの費用だと思います。

日常費

【6,140円】

水道代、電気代、ガス代などいわゆる光熱費です。

家に居る時間が短いのでこんなものかと思いますが、これも学生寮だと家賃に最初から入っていたりして多少幅があります。

我が家の娘の場合は、この部分を節約しようと「寒くなってきてもエアコンは極力使わなかった~」と言ってました。

自宅にいる時はエアコンも電気もつけっぱなしで、おかまいなしでしたので、いろんな経験を積んでいくのも良いことだと感じました。

通信費

【3,980円】

携帯電話代は割引プランなどを利用して上手に節約しているようです。

我が家は家族割引プランを利用して、親の口座から引き落としていました。

その他

【2,480円】

その他雑費です。

貯金

【12,520円】

これは万一の出費に備えて貯金している金額の平均です。

いやあ、しっかりしてますね。

そういえば、我が家も4年間の学生生活、特別出費でお金を送って欲しいと連絡もらったことはないので、きっと少しづつ貯めていたんでしょうね。案外、堅実です。

次は

アルバイト・奨学金事情についてです。 

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京都の大学生の平均アルバイト・奨学金事情

アルバイト事情

まずはそもそも

アルバイトをしている学生の割合は全国平均のデータでは、73.2%となっています。

(日本学生支援機構平成26年度学生生活調査)

月の平均収入は【28,300円】

時給900円として31時間です。

進学先によっては学業が忙しく、アルバイトする時間が取れない場合もあるでしょう。

アルバイトする時間が多すぎて勉強に身が入らず学生として結果が出ないのでは本末転倒です。

そのあたりは本人の希望を良く聞きながら、家族でよく話し合ってみて下さい。

我が家は実はアルバイトなしで4年間過ごしました。

国家資格取得のための勉強で手一杯で時間が無かったというのが理由です。

結局、残念ながら国家試験には不合格になって今に至ってるのですが、もしアルバイトに時間を取られていたら、逆に「あの時、勉強に専念していたら。。。」との後悔が親子共にあったかもしれませんので、まあ、あの選択は良かったんだと思っています。

奨学金事情


奨学金を受給している学生の割合
は全国平均のデータでは、51.3となっています。

(日本学生支援機構平成26年度学生生活調査)

月の平均受給額は【22,060円】

奨学金は学業成績など学業成績など条件次第では無利子の場合もありますが、そのほとんどは事実上の借金。

卒業後の返済が重くのしかかります。

受給するなら安易な考えでは無く、しっかり将来を見据えて考えることをお薦めします。

大学生への仕送りとして必要な平均

では、先ほどの答え合わせをしましょう。

「生活費をどれくらいとみるのか?」

京都の大学生の平均生活費用は

合計118,470円

「アルバイトをするのか?」

全国大学生の平均アルバイト収入は

合計28,300円

「奨学金はどうするのか?」

全国の大学生の平均奨学金受給額は

合計22,060

です。

ここから平均値でまとめますと

118,470円+学費-28,300円-22,060円

=68,110円 

約7万円仕送りとして必要な平均額(学費除く)になるかと思います。

先ほどの平均値とほぼ一致していますね。

(少し誤差があるのは平均アルバイト収入と平均奨学金受給額に全国平均の数値を使ったため)

ですが、これはあくまで平均値をリストアップしたまでです。

情報サイトには仕送り金額を、親の年収との対比させていたりしますが、同じ世帯年収でも「子どもが何人いるのか?」「子どもが進学する際の親の年齢」「子どもの親族(祖父や祖母)からの援助があるかどうか?」などで可能な仕送り金額はかなり違ってきます。

あふれる情報に惑わされないように、自分たち家族のマネープランをきちんと棚卸してみましょう。

進学する子どもにも、正直に親の経済状態を知らせて、お金や学歴など人生の考え方などへの考え方を伝えるいい機会かと思います。

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まとめ

〇京都は東京、神奈川に次いで物価(特に家賃)が高い

〇仕送りは学費+生活費からアルバイト収入と奨学金を引いた金額が必要。

〇生活費はお家賃のお安いところを捜したり、自炊したりして抑える事も可能。

〇アルバイトや奨学金については安易に増やさないようによく考える。

〇あふれる情報に惑わされないように、自分たち家族のマネープランを軸に考えましょう。

あくまで平均値をご紹介しました。

それぞれの家庭の考え方や経済状況によって、正解はありません。

参考にしつつ子どもさんともよく話しあっていただければ幸いです。

合格が決まったらひとり暮らしの準備~参考にどうぞ!

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