【2018年9月17日更新】
こんにちは”アラフィフりすこ”です。
４０代の女性は、人生で最も忙しく、なおかつ充実した時期かもしれません。
でも、仕事での責任が重くなったり、妻として、母としての悩み事が増えてくる時期でもあります。
そろそろ、体調の変化が起きたり、体型や肌の調子がこれまでと違ってくることもあるでしょう。
そんな４０代女性の方に向けて、本を読むことでちょっとした気分転換や、暮らしのに役立てて楽しくなるような本を、本好きの筆者がご紹介します！
ちょっと切ない恋愛小説から気軽に読めるエッセイ、思える良いヒントが見つかるかもしれないハウツー本などです。
普段本をあまり読まない方でも、読みやすい本ばかりですので、よろしかったら移動時間やお茶の時間などに手にとってみて下さいね。
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40代女性へのお薦め本【小説・エッセイ編】
坂の途中の家 角田光代
刑事裁判の補充裁判員になった主人公里沙子は、子どもを殺した母親をめぐる証言にふれるうち、彼女の境遇にみずからを重ねていく。男性には理解できない子育て中の母親独特の心理描写があふれ、娘が小さかった時に感じた様々な思いがフラッシュバックしてきて、読むのが辛くてどうしようもないのに、夢中になりました。
自分の母親とのわだかまりや、夫との夫婦関係性や仕事をもたないせいで社会的に孤立しがちな女性の閉塞感に、おもわず「わかるよ、わかるよ」と呟きながら、途中でやめるつもりがいつしか朝方４時まで一気に読んでしまいました。
お薦め：子育て中、実親や義理親との関係性に違和感がある女性
楽園のカンヴァス 原田マハ
一枚の絵画の真贋を巡る謎を問うミステリー。いろんな人の思惑が絡まりどんな展開になっていくのかドキドキしながら読み進めつつ、ルソーとピカソ、二人の天才画家がカンヴァスに籠めた想いに知的好奇心が刺激されます。さらに主人公織絵の恋愛感や生き方に共感しながら読んだ私は最後の結末に涙しました。美術に詳しくないので、作中に登場する絵画をネットで検索して、眺めながら読み進めたのですがそれがまた新鮮でした。
お薦め：ミステリー小説、アートや絵画が好きな人にも。
昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉
テツコ（夫は死去）と同居する義父の間に流れる、日常の、特になにも起こらない話が淡々と続いていきます。が、読んだあと、なぜだかほのぼのと、気持ちよくなります。ゆったりとした間合いがくせになるという感じです。同じ登場人物たちが出てくる連作短編集なので隙間時間に読むのに最適。
お薦め：ちょっと疲れて、ヘビーな内容は敬遠したい時に美味しいお茶と一緒に。
まじめに生きるって損ですか? 雨宮まみ
2011年出版の『女子をこじらせて』で「自意識や自らの女性性への自己評価をこじらせた女性」を指す『こじらせ女子』という言葉を世に出した著者は残念ながら2016年に40歳で亡くなりました。「ココロニプロロ」の超人気連載「雨宮まみの“穴の底でお待ちしています”」の書籍化。相談者からの愚痴に優しく寄り添う文章に「ああ、みんな同じだ、正しくなくてもいいんだ」と癒されます。
お薦め：モヤモヤした気持ちを抱えて誰かに愚痴を聞いてもらいたい時に。
ナラタージュ 島本理生
主人公の泉と高校時代の恩師の葉山先生の恋愛小説。人の弱さやどうしようもない部分も含めた綺麗ごとだけではない内容は好き嫌いが分かれるところかもしれないけれど、未来がなく、見返りもなく、そして、決断出来ず、成就もしない結末に、まるで自分が失恋したかのような苦しさを感じて読了した後はしばし放心。登場人物はダメ野郎ばかりなのに、もし、これだけ濃い恋愛をもう一度味わうことが出来たらなぁ。。と叶わない望みを持って自分がもう大人なのを想い出して苦笑い。
お薦め：過去につらい恋愛をしたことがある人も、ない人も。(笑) 大人向けの作品
40代女性へのお薦め本【実用書編】
ぼくたちに、もうモノは必要ない 佐々木 典士
モノとの向き合い方だけでなく、自分との向き合い方や、日々の習慣、人間の習性などを様々なメカニズムや著名人の習慣、ソースがはっきりとした文献や研究から引っ張って教えてくれ
将来の不安や今の自分に不満を持っているけれど、なかなか一歩を踏み出せない方にこそおすすめします。
お薦め：４０代になってこれまでの生き方変えるきっかけを探している人に
美しいものを見に行くツアー ひとり参加 益田ミリ
素朴なイラストで人気の益田ミリさんが４１歳から計５箇所の海外ツアー旅行にひとりで参加した際のエッセイです。若い女性がバックパッカーでインドに出かけることも珍しくない時代ですが、英語出来ない、トラブルに弱い、普通の根性なし女性の私にとっては、ひとりで海外旅行なんて絶対無理。って決めつけていたんですが、この方法ならアリかも！？とワクワクさせてくれました。著者のように気軽に海外へ行く経済力は無いけど、写真と可愛いイラストがたくさんあるので、気軽にパラパラとめくって楽しめます。
美しいものを見ておきたい。
40歳になったとき、なぜか
急き立てられるような気持ちになりました。
出典：美しいものを見に行くツアー
お薦め：旅行が好き（特にひとり旅）だけど、国内旅行しか経験がない好奇心旺盛な女性に。
新刊です
ゼロ秒思考 赤羽雄二
マッキンゼーで活躍した著者の独自メソッドが紹介されています。と言っても、とてもシンプルで「Ａ４の紙一枚にタイトルとそれについて思っていることを1分間、素直にメモ書きをしていくだけ」なーんだと思われるかもですが、実際にやってみると、頭の中を占領していたもやもやがスッキリします。実は人ってただ考えているだけでは、同じところをグルグル廻っているんですね。書き出すことで考えを深められるようになり自分を客観視できるので、無駄に落ち込んだり不満をためたりすることが格段に減りました。ビジネス書のカテゴリーの本ではありますが、夫婦関係や普段の生活に十分生かせるノウハウです。
お薦め：あまりビジネス書や自己啓発系の本は読まない！って人にこそお薦め。そして騙されたと思ってぜひ実行してみて。
30秒セルフエステでオンナを磨く
服を捨てたらおしゃれがこんなに「カンタン」に！ 山際恵美子
マガジンハウス「GINZA」元編集長の著者が伝授する、アラフィフ世代の女性へ向けたおしゃれの秘訣です。たくさん服はあるのにいつも同じ服ばかり、とか若い時と違っておしゃれが楽しめない、という方に具体的な解決方法が段階的に書かれていています。単なる断捨離本と違って、むしろ無駄を排除しつつも本当に必要なものにはお金をかけておしゃれを楽しむ！という趣旨でこれからの人生を明るく楽しく過ごすためのハウツー本です。
女40歳からの「不調」を感じたら読む本 木村洋子
著者は東洋医学(漢方など)の専門の女医さん。女性の加齢によっておこる、心と体の不調への心構えを丁寧に優しくアドバイスしてくれます。自分だけではないんだ、と知ることで不安が軽くなり40代からの生き方や暮らし方に工夫ができます。
お薦め：40代に入ってカラダだけでなく、心の不調を感じ始めている女性に。
お金が貯まる「体質」のつくり方 西山美紀
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