つみたてNISAは40・50代に不向き?注意点やiDeCoと比較してみました

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公的年金も当てにならない時代ですね。

単に「貯める」だけでなく、「殖やす」にも最近興味が出てきた”アラフィフりすこ”です。

非課税積立投資には今まで

「iDeCo|イデコ(個人型確定拠出年金)」

「NISA|ニーサ」

がありましたが、2018年1月から

「つみたてNISA|ニーサ」という新顔が加わります。

それぞれの違いや注意点「アラフィフにとっての使い勝手」を投資初心者の筆者がわかりやすくまとめてみました。

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つみたてNISAとは

従来のNISAと比較

2018年1月から(口座開設は17年10月から)新たな少額投資非課税制度「つみたてNISA」がスタートします。

14年にスタートしている個人投資家のための税制優遇制度「NISA」の弟分な感じです。

その違いは・・・・

「NISA」最長5年間、毎年120万円の非課税投資枠が設定されていて、個別株、および株式ファンド株式が対象になります。(ロールオーバーといってさらに5年間延長も可)

実際の利用者は60歳以上で投資に慣れた方が短期売買する事が多いとの事。

これに対して「つみたてNISA」は名前の通り、毎月積み立てで購入する投資信託を対象とします。

証券会社などの取り扱い金融機関に専用の口座を開き、最長20年間、毎年40万円まで非課税です。

分配金や売却時の値上がり益もすべて非課税となるのが特徴です。

積立投資できる投資信託は、信託期間(運用期間)が無期限または20年以上。

毎月分配型ではなく、購入時手数料ゼロなどの低コストで一定の要件を備えたもの計112本があらかじめ選定されています。

これまで投資に抵抗があった方に対して

「貯金から投資へ」

の動きを進めるため国が後押しして設けられた、初心者が少額から投資を始める!を想定した制度です。

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つみたてNISAの注意点

取り寄せた金融庁のパンフレットによれば。。

つみたてNISAは「将来に向けてコツコツ投資する方を応援する制度」となっています。

確かに積立投信なら毎月の収入の中から無理なく投資ができるので、まとまった資金を準備しにくい比較的若い世代や投資の初心者も始めやすいでしょう。

また一度に大金を投資するより、定期的に少額づつ投資する方が、高額で多く買ってしまって失敗するリスクを避けやすいのも初心者向けです。

ただし!!

デメリットが3つあります。

1)購入する日を選べない

投資商品なのに、毎月決まった日に購入する設定になっている点です。

投資商品は安い時に買って、高い時に売って儲けを出せすのが原則ですが、つみたてNISAは売買する日を選べません。

2)損がでた場合に税金がかかるかも?

売却時の値上がり益もすべて非課税となるのが特徴ですが、逆に損をすると、払わなくてもいいはずの税金を支払わなければいけない場合が出てきます。

非課税投資期間(最長20年)が終わると、その投資信託を一般口座に移すか、売却するかを選択します。

例えば、年間10万円を20年間積み立てて200万円分の投資信託を購入したけれど、期間終了時に100万円の価値になってしまった場合をみてみましょう。

すぐ売却すれば税金はかかりませんが、損が出たままでは売る気になれず、この100万円を証券会社の一般口座に移したとします。

そして数年後に価値が200万円に戻った時に売ると、100万円の利益が出たとみなされ、約20%の税金20万円ほどを支払わなければいけません。

3)選定された投資信託は必ずしも好実績とは限らない

どの銘柄を買えば良いのかがわからくて不安な投資初心者でも始めやすいよう、投資商品は選定された銘柄の中から選ぶ仕組みになっているのが、このつみたてNISAの特徴。

ただし、運用実績が選定条件の項目に入っていないため、選定された投資信託が必ずしも好実績が約束された投資信託とはいえない。という事に注意しましょう。

中には運用実績がよく無いものも混じっています。

しっかり調べて選ばなければいけませんが、投資の初心者にはここが難しいところです。

iDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金とは

税制上のメリットがある積立投資には、iDeCoイデコ(個人型確定拠出年金)があります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)は利益が非課税になるだけでなく、拠出金(積立金)が全額所得から控除され、所得税が軽減されます。

これはサラリーマンなら大きなメリットです!

若い世代、働き盛りの年代から老後資金づくりのために積み立てるなら、

つみたてNISAより、iDeCoの方がお薦めです。

元本確保を優先しつつ収益も考える元本確保型や、リスクをとって高リターンを狙う債券型投信など、商品のタイプが幅広い点もiDeCoの方が魅力的です。

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「iDeCo」と「つみたてNISA」40・50代にはどちらが不向き?

と、ここまで読んでいくとiDeCoの方がお得な気がしてくると思います。

ただ、iDeCoにも使い勝手の悪さがあります。

iDeCoは積み立てられるのが60歳までで、

引き出しできるのも60歳以降です。

つまり、あなたの現在の年齢が

40代後半~50代のアラフィフ

で子どもが高校生くらいで

会社の定年後も働こうと考えているなら

iDeCoだと。。。

・60歳までの積み立てられる残り年数が少ない。

(積み立ては60歳まで)

・積み立てしながらいざという時に子どもの教育資金として使えない。

(60歳まで引き出せない)

・60歳以降も働いて老後資金を積み立てられない。

(加入は60歳まで)

特に、この60歳まで引き出せないというのは、大きな制限です。

うちは子どもの教育資金はきちんと貯蓄してるから大丈夫!だとお考えだとしても、人生は何があるか分かりません。

例えばですが、リストラなどの理由で収入が大幅に減ったとして、それがちょうど子どもの進学のタイミングと重なり、結果、現金が必要になった場合でもiDeCo口座内の資金は引き出せないのです。

こういった理由で「iDeCoは不向き」かもしれません

この場合は「NISA」「つみたてNISA」が向いている可能性があります。

いずれにしても、ご自分や家族の「これからのライフプランを考えながら」自分にあった資産計画を検討してみましょう。

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まとめ

【つみたてNISA】

メリット

・少額から初心者でも始められる。

・途中で引き出しも可能。

・60歳以降でも継続して積み立てられる

デメリット

・選べる投資信託は運用実績がよくないものも。増えるばかりとは限らないから気をつけて。

アラフィフなら気になる老後資金。しっかり調べて選んで豊かな人生後半戦に備えましょう。

<<リバースモーゲージの条件ってなに?わかりやすくまとめてみました

<<リバースモーゲージの8つの問題点まとめ

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