先日黒豆のレシピを書いた際に、改めて黒豆の凄さを知った”アラフィフりすこ”です。
黒豆の成分が体に凄く良いので、これからはおせち以外でも常備食としても黒豆煮ようと思っています。
特に更年期が気になる私としては、女性ホルモンに似た働きをする「イソフラボン」の含有量の多さに注目しました!
アラフィフ女性のみなさん!黒豆思っている以上に良いみたいですよ~!!
では早速、詳しくご紹介します。
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目次
黒豆には大豆イソフラボンがたっぷり♪
まず黒豆(煮豆)には(30g中)あたり、11mgのイソフラボンが含まれています。
これは例えばお豆腐1丁(150g)あたり:40mgですので充分な量ですね。
そしてこの大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が良く似ているので、特に女性の体の中で健康や美容にさまざまな効果があります!
でもイソフラボンが注目されるようになったのは、実は最近のことなのです。
きっかけは1990年にアメリカで、大豆ががん予防に効果があると発表されたことでした。
大豆のなかで、最も注目されたのが大豆の「イソフラボン」で、今では世界的にサプリメントとしても非常に大きな注目を集め続けていて、研究も盛んに取り組まれています。
大豆イソフラボンの2つの働き
ではその大豆イソフラボンの効果をあらためてご紹介いたします。
大豆イソフラボンには、2つの主な働きがあります。
まず一つめは女性ホルモン「エストロゲン」に似た作用。
二つめは「抗酸化作用」といって、体内に発生する活性酸素という病気の元である物質を除去する作用です。
大豆イソフラボンは、この2つの効果の相乗効果で、素晴らしいパワーを発揮します。
大豆イソフラボンの7つの効果
更年期障害への効果
更年期障害とは、40代後半から50代中頃にあらわれる女性ホルモンのバランスの崩れによる身体的、精神的な不調のこと。
女性ホルモンの分泌量は、閉経前後にかけて急激に減少していきます。そのため、ホルモンバランスが崩れて、更年期障害をきたします。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンによく似た働きをするため、更年期の時期に分泌が減る女性ホルモン(エストロゲン)を補う形でホルモンバランスを整え更年期症状の改善効果があるとされています。
もともとは日本の女性は欧米の女性に比べると更年期の諸症状が軽いといわれていたのですがこれは、日本人が味噌や醤油、納豆など日常的に大豆を多く食べる食生活だったからだと考えられています。
でも最近の食生活では和食を食べる機会は減り気味ですので、意識して大豆食品を取ることが見直されてきているわけです。
(私はスタバでは豆乳を使ったソイラテを飲む様にしてます!)
月経前症候群(いわゆる生理痛)の緩和
月経前症候群とは月経開始の3~10日前から始まるイライラしたり、頭痛や肩こり、腹痛、吐き気、だるさなどの事で、月経が始まると症状は治まってゆきます。
女性の8~9割になんらかの症状があります。
イソフラボンは女性ホルモンの働きを助けるのでPMSの改善効果があります。
生理不順改善効果
ホルモンバランスの乱れが原因で起こる生理不順にも効果を発揮します。
正常な生理周期は25~38日ですが、多くの女性はホルモンバランスの乱れやストレス、などで乱れがちで、それが不妊や月経前症候群のも影響しています。
骨粗しょう症の予防
骨の内部がスカスカになってしまう骨粗しょう症。
カルシム不足が原因と考えられがちですが、実は牛乳などでカルシウムを摂取していても女性ホルモンの分泌が少ないと、骨の中のカルシウムは溶け出していきます。
なぜなら女性ホルモン(エストロゲン)は、骨からカルシウムが溶け出すのを抑える働きがあるからです。
閉経後は、エストロゲンの分泌が急激に減るために、カルシウムがどんどん溶けだし、骨がもろくなってしまう骨粗しょう症のリスクが高まりますので、50代以降の女性は要注意です!
がん予防
女性ホルモン(エストロゲン)は過剰に分泌されると、乳がん細胞の中にあるエストロゲン受容体と結びつき、がん細胞の増殖を促す作用があります。
こ、こわいですね。
大豆イソフラボンは緩やかな作用でエストロゲンの働きを抑える働きをするので、乳がん発症リスクが下がると考えられていて、学会でも大豆イソフラボンを多く摂取している人ほど、乳がんの発症リスクが下がることが報告されています!凄いです!
最近では乳がんのほかにも中年以上の男性に多い、前立腺がんの予防効果もあるようです。
美肌効果
お肌のハリやうるおいの低下は、女性ホルモンの減少が原因の1つとして考えられていますから、イソフラボンを摂取することで女性ホルモンを補い美肌効果が期待できます。
女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをしてくれる「イソフラボン」は肌の弾力やハリの元になるコラーゲンをつくりだし、肌のうるおいをつくってくれます。
女性ホルモン(エストロゲン)は別名「美のホルモン」とも呼ばれています。
しかし残念ながら、年齢を重ねると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減少してしまい、お肌が荒れやすくなったり乾燥しやすくなったりして、肌本来のハリや潤いが失われてしまいます。
そうして、シミやたるみなども目立ちやすくなってしまうのですが、女性ホルモン(エストロゲン)と成分がよく似ているイソフラボンを摂取すると、お肌の健康が守られます。
さらに、イソフラボンには強い抗酸化作用があるのです。
抗酸化作用があるというのは、お肌の老化を招く活性酸素を防ぐ働きがあるという事で、肌の老化にともなう、シミやたるみを予防する効果があるという事です。
お肌を若々しく保つための効果は絶大です!
育毛効果
加齢に伴い気になる抜け毛や薄毛は、女性ホルモンの作用が関与していると考えられています。現在、大豆イソフラボンによる育毛効果について研究がすすめられています。
抜け毛・薄毛は頭皮の毛母細胞が強い酸化力をもった活性酸素などのはたらきによってダメージを受けることが原因のひとつですので、イソフラボンの抗酸化作用によってそのダメージを減らすことが期待できる→育毛にとってプラスです
薄毛(ハゲ?)は男性の関心が強いですが、実は50代以降の女性にとっても関心大です!
髪のボリュームが無くなってパサついたヘアースタイルでは、いくらお洒落にお金をかけたところで台無しになるので、大豆イソフラボンが効果があるのはうれしいです。
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摂りすぎは良くない?
食品安全委員会によると、「大豆イソフラボンの摂取目安量の上限値は、1日に75mg、そのうち、サプリメント等の健康食品からの上限は30mg」に設定されています。
ちなみに、豆腐1/2丁(150g)に約30mg、納豆(1パック50g)で約36mgのイソフラボンアグリコンが含まれています。
食品から摂取する分には、健康被害にはおよびません。
手軽なサプリメント等も併用しつつ、食べるものにも気をつけて、両面から女性ホルモンにいい影響のある生活を心がけたいですね。
さらに黒豆には他にもたくさんの体にいい栄養が含まれていますので合わせてご紹介します。
黒豆に含まれている栄養素
黒豆の廻りの黒い皮にはアントシアニンという黒色の色素がたっぷり!
アントシアニンはポリフェノールの一種で、健康にとても良い成分です。
しわやシミの原因、細胞を酸化させる原因である活性酸素を除去してくれるので、アンチエイジング・老化防止にも効果があります。
これは、黒豆のあの黒い皮に含まれるアントシアニン”の効果なので、大豆の煮豆や豆腐、納豆、味噌など他の大豆食品では得られない効果です。
さらにアントシアニンは血液をドロドロにする活性酸素を除去してくれます。
いやぁおそるべし黒豆!!
腸内で栄養を吸収する働きを担っている“絨毛(じゅうもう)”を収縮させ、これにより栄養の吸収速度が遅くして、腹持ちを良くします。
腸内で水分を含んで膨張するので、食欲を抑える働きがあるのです。合わせて腸を刺激し、排便を促してくれます。
また、黒豆にはオリゴ糖も含まれており、腸内の善玉菌を増やして腸内環境をよくし、これが便秘改善につながります。
大豆食品等を食べると“大豆ペプチド”の効果により基礎代謝は回復します。さらに食後の消費エネルギーも上がるという研究結果があります。
黒豆に含まれる大豆たんぱく質はコレステロールを低下させる効果があります。
黒豆に含まれる“レシチン”と、その構成物質“コリン”は、脳の情報を伝達する物質に変化します。脳が活性化し、集中力アップ、記憶力向上、ボケ防止に役立ちます。
黒豆にはカルシウムも豊富に含まれています。
カルシウムはストレスの解消、イライラの予防といった精神の安定の他に、骨や歯を丈夫にしてくれる効果もあります。
黒豆に含まれるビタミンE・ビタミンB2は、皮膚の保護・美肌効果があります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
黒豆には、女性ホルモンのエストロゲンと同じ化学構造をもつ大豆イソフラボンだけでなく、アントシアニンなど9種類もの凄い成分が含まれています。
その効果は美肌や便秘解消など女性にはうれしい効果のものばかり!
これはおせち料理だけで黒豆を煮るのは惜しいですよね!
こうと知ったからには、日常の常備菜として積極的に食べていきたいです。
丹波の黒豆が有名ですが、どこの黒豆が美味しいのかもちょっと追及していきたいと思います。
皆さんもちょっと黒豆の事、気になったようでしたら私の超時短レシピを参考にしてぜひ黒豆を煮てみて下さい!
圧力鍋なしで合計30分の時短レシピ
↓↓↓↓
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