24年間働く主婦を続けてきて良かったなと思ってる”アラフィフりすこ”です。
50代での女性の再就職、あるいは転職を考えてネット検索をするとまずは資格を取りましょう!という情報があがってきますね。
とかく
「何か資格があればきっと有利」
「資格が無いと自分をどうアピールすれば良いかわからない」
と考えがちです。
確かに資格があって不利になる事はないですので、そこから入るのは間違いではないです。
しかし、実は仕事をするにあたって50代女性に本当に必要なのは資格だけではありません!!
実際に私の知人には、専業主婦からや、離婚後や、家業の倒産後など、人生後半戦のタイミングで得た、新たな仕事で活躍している女性がたくさんいます。
何が彼女たちの現在をかたち作っているのか、私の感じる仕事に必要なマインドの紹介を含めてご案内します。
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50代女性にお薦めの資格
そうはいっても、資格に興味があるわ!
という方のために50代女性にお薦めな資格をご紹介します。
不動産関連の仕事に直結するエキスパート資格。不動産売買や賃貸の仲介に不可欠な国家資格です。女性ならではの思いやりや気配りが活かせます。不動産を担保として取り扱う金融・建設業界などの就職にも有利です。
ドラッグストアや薬局で一般用医薬品の販売ができる資格。今まで必要だった学歴・実務経験の条件が無くなったので人気です。女性が担当する事が多い職種です。
マイクロソフトオフィスの、ワードとエクセルを使いこなせますという資格。女性に人気の事務系職種ならワードやエクセルの知識は実務ですぐに役立ちます!
実務に必要なパソコンスキルと、ビジネスマナー全般を学べる資格。基本的な事務処理能力があればさまざまな職種で応用がきくので事務系やカスタマーサポートなど女性が多い職種で人気です。
ライフプランの設計を行うプロ。金融・不動産・保険・住宅・メーカーなど様々な業界に需要があり、求人の多い営業職で有利です。
病院受付、カルテ整理や診療費の請求管理などを行う人の資格。座り仕事で幅広い年齢の女性に向いている。
お年寄りや身体の不自由な方の介護をする資格。介護職以外にも顧客に高齢者が多いホテル業界などでも有利。細やかな心配りを得意とする女性に向いている。
インテリアの提案などをする際の資格。住宅メーカー、建築会社やデパート、設計事務所、住生活に関連するさまざまな職種で有利。生活体験のある主婦感覚が活かせる仕事。
食品の調理のプロの資格。飲食店、福祉の現場や病院、学校・会社の食堂などで需要があり、主婦経験が活かせる。
児童保育の資格。保育園以外にもベビーシッター、保育ママなどでの活躍も。子育て経験が生かせ女性にとって有利な仕事。
住宅改修の計画ができる資格。介護保険を利用した住宅改修を行った際の必要書類を作成。介護と住まいの視点をもてる女性目線が活かせる資格。
企業の「帳簿」記入の基本の資格。全国どこでも通用し、小さな企業の庶務兼用の仕事など女性向きの求人が多くあり有利。細かな事務作業が向いている方に最適。
この他にも以前仕事をしていたことがあるなら、その関連資格など調べればたくさん出てきます。
受験資格に学歴や実務経験が必要でないものもたくさんあります。
ただし、資格をとったからといってすぐに仕事があるわけではありません。
この現実はハローワークに行って情報収集してみればすぐに実感するでしょう。
では具体的に「50代から始めた仕事で活躍する女性たち」はどうやって現在に至ったのでしょうか・・・?
私の廻りの知人、友人のケースをご紹介します。
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実例|資格をとって50代で活躍する女性
Aさん
医療系短大を卒業後、看護師として就職するも消毒薬などでのアレルギーが原因で1年で退職。
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その後近所のホームセンターでのパート経験はあるが、専業主婦として家事や子育て中心の生活。
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子どもが成人した50代になってもう一度社会で活躍したいと思い、子育て経験を活かせる仕事をしたいと近所の保育園の保育士さんの補助としてパートに行き始め、子どもとの関りや若いママと触れ合ってがぜんやる気が出てくる。パートをしながら通信教育で学び保育士の資格をとる。
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現在は看護師の資格も活かし障害のある子どもの保育施設の主任保育士として仕事をしながら、さらに興味が沸いた児童心理学の勉強を通信制の大学で学んでいる。
結婚後夫が家族経営で営んでいた小さな会社の事務をしていたが、倒産したのでやむなく保険の外交員として働き始める。
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生活の糧と思っていたけれど人柄からか顧客から信頼されて保険以外の遺産相続や資産運用なども相談されるようになって、役に立ちたいとの思いからファイナンシャルプランナーの勉強をし取得。
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現在は保険会社で活躍中。その頑張りが認められて部下もいるそうです。
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将来は同じ志の仕事仲間と一緒に60歳ごろから女性目線のファイナンシャル事務所を開きたいと夢をあたためている。
大手建築会社で設計の仕事をしていたが、子どもの不登校と自身の仕事のストレスが原因の体調不良で退職。
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一旦専業主婦でしたが近所の公民館へパートに行くようになってもともと趣味で持っていた華道の師範免許をかわれてフラワーアレジメント市民講座のアシスタントを頼まれてすっかり魅了され公民館に教えに来ていた先生の薦めでパート先をお花屋さんに変えて、資格もゲット。
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現在はそのお花屋さんの正社員として登用されチーフのポジションで活躍中。
Dさん
独身時代はファッション販売の仕事をしていて、結婚と共に退職。
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再就職に向けて好きなファッションと関連付けて色彩検定の資格を取る。ファッション関係が希望だったが年齢的にさすがに難しかったので、ハウスメーカーのショールームに嘱託社員として就職。
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センスの良さと主婦経験で得た的確なアドバイスを認められて現在正社員のインテリアコーディネーターとして活躍中。
Eさん
結婚してからずっと専業主婦だったが、経済的な理由での離婚。
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とにかくお給料が高いという理由で不動産会社の営業に就職。その時点では無資格でしたが「宅建の資格を勉強中です(本当は本屋さんで問題集をパラパラみただけ)」と、とりあえず言ってしまったそう。
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実際に仕事をしながら宅建をとり、現在は賃貸物件の管理部門のボス。ややこしい家主や問題のある借り手とのトラブルも根気強く穏便に解決するらしくて今では課長補佐のポジション。
Fさん
以前は保険会社勤務。独身でもあるため実家の親の介護のために都会からUターン。
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介護をしながらもともと持っていた情報処理関係の上級ライセンスを活かして地元の短大の年契約で非常勤講師を務める。
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短大が廃校になったのを機に親の世話をすることで関心の高かった介護施設でパートしながら介護福祉士の資格取得。その後ケアマネージャー資格も取得。
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親が亡くなり、お世話になった介護施設の紹介でケアマネージャーをたくさん抱える福祉介護関係企業にシステム管理職で就職。
いかがでしょうか?
確かに、要所要所でさまざまな資格が役に立っています。
ですが、資格だけで今現在の彼女たちの活躍の場があるわけではないです。
何が50代からの女性の再就職には必要なのでしょうか?
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必要なのはマインドの強さとしなやかさ
私が知る限り、彼女たちみんなに共通しているのは、バイタリティとその柔軟さだと思います。
アレルギーで好きな仕事を続けられなかった過去も、
家業の倒産で急にやった事の無い仕事につかなければいけない事も、
家族都合の退職や若くないという理由での就職難も、
全部受け入れた上で腐らずに努力する。
若い時分は理想通りに事が進まないと、
「もうだめだ。どうせだめだ」と思ったのものですが。。。
子どもの事、夫の事、実家の親の介護、離婚。
たくさんの困難を乗り越えてきたからこそ、今ある場所で一生懸命頑張れば、きっと先は開けると思えるのが50代の強さでは無いでしょうか。
資格はその仕事に必要なら後からとれる場合もあります。
昔とっただけで使っていない資格と新しい職場が化学反応して輝きだす事もあります。
むしろ、自分に向いているかどうかわからない仕事の資格をとって、その仕事が続かなかった場合に失う時間やエネルギー、費用がもったいないですし、心が折れます。
雇う方にとって必要な人材は仕事へのモチベーションの高さと素直に努力できる人柄です。
資格さえ持てばどこか安住な居場所がみつかるなんて言うのは、新卒の若い人でも難しい時代です。
それは幻想だと気がついてください。
でも、ガッカリしないでください!!
今、多くの企業は結婚や出産、子供や家庭の都合で退職が多い20代・30代よりも、子供が手を離れ人生経験豊かでコミュニケーション能力の高い40代50代の女性に期待しています。
「期待に応えられるように努力します!」とさえ言いきってしまえば、それが一番強いアピールポイントになります。
では、そのマインドの強さを保つにはどうすると良いのでしょうか。。。?
それにもコツがあります。
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今、なぜ自分が働きたいと思うのか?を深堀りする
それが経済的な理由でも良いでしょう。
社会参加や生きがいを見つけるでも良いでしょう。
自分の能力を発揮して認められたいでもOKです。
理由はともあれ、なぜ自分が働きたいのか。
働く原動力は何なのか?
を自分自身に向き合ってきちんと深堀りして覚悟を決める事が必要です。
覚悟が決まった人とそうでない人は、仕事への姿勢が違います。
50代は若い人に比べて体力や新しいシステムなどへの対応力はどうしても劣りがちです。
そこをどうやって補うか?方法はひとつだけではありません。
年の功でちょっと姑息な方法だってありです(笑)工夫していくうちに50代だからこその合理的なやり方がみつかったりします。
覚悟が決まった人は必死で考えます。
乗り越えるべき壁にぶち当たった時に、出来ない理由を並べるのではなく、出来る方法を考える。
そういう思考が出来ない人は仕事のために資格を取ったところで、採用の際に見抜かれてしまいます。
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最後に
〇女性に有利な資格はたくさんあるから50代からでも猛勉強すれば大丈夫
〇実際に50代からの仕事で活躍している女性もたくさんいる
〇ただし、資格だけではなく強くしなやなかなマインドと、自分がなぜ働きたいのかの深堀と覚悟が大事
社会はそれほど甘くは無いですが、それほど厳しいわけでもありません。
私は29歳で専業主婦から再就職して男社会といわれる建築業界で長く過ごしてきました。
一番最初は新人で女だからという理由で、現場で大工さんに口もきいてもらえませんでしたが、女性にしか出来ない提案力を強みになんとか続けてきました。
「努力を続ける人は必ず報われる」
今では周囲の多くの働く女性を見てきて、そう確信しています。
50代からでも資格をとって仕事をしようと考えている女性は、それだけでも十分モチベーションが高いです!
ぜひ自信をもって社会に出て、これまでの人生で得た知識や経験を活かして充実した毎日を送って欲しいと思います。
この記事を読んで下さったみなさまのこれからに、幸多かれと心から応援しています。
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