最近、人生で何度目かの早起きブームが来てる”アラフィフりすこ”です。
「私、最近早起きしてるんだよ~」って言うとたいがい返ってくるのは「早起きは三文の徳だもんね~」です。
でも改めて考えると、三文てどれくらい?
なんで 得 じゃなくて 徳 なの?って疑問がわいてきました。
色々調べてみてわかった事と、三文どころでは無い早起きのたくさんのお得!も一緒にまとめましたので、参考にしてみて下さい。
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目次
徳?得でもOK?意味は?
早起きは三文の徳「はやおきは さんもん の とく」と読みます。
使う漢字は、徳?得?
どちらが正しいのか手持ちの辞書で調べてみたところ。。
新修辞典:集英社「早起きは三文の徳」
広辞林:三省堂「早起きは三文の徳」
どうやら徳を使うのが正しいようです。
ただ、庶民感覚的には「得」の方がわかりやすくて、早起きのメリットが伝わってくる気がするのは、私だけでしょうか?
逆に「徳」の方が精神論や格言好きな人には受けがよい気はします。
語源・由来は?
由来は・・・
中国の古い「宋樓鑰詩」というのに書かれていた「早起三朝當一工」という文言から来ているそうです。(通俗編・時序宋樓鑰詩という文書で確認)
もとは「三日間早起きすれば、一人前分の仕事になる」という意味だったのが、日本に伝わってちょっとだけニュアンスが変化したみたいです。まあ、大きな意味では変わっていませんが。
そして、印象的な三文、という部分がどうして加わったのかについては、以下の2つが有力なようです。
江戸時代の土佐藩、山内家の家臣「野中兼山」が洪水対策として仁淀川の下流に八田堰工事を行った際に河川敷の堤防の土を固めるため、「朝、早起きして堤防を歩いたものに、褒美として三文の金子(きんす)を与えるものとする」というお触れを出して、皆に歩き固めるように促したそうです。(なぜ早起きして?なのかは不明ですが、多分、日中の農作業などに差しさわりが出ないように、という事なのでしょう)ここから生まれた説。
2.「奈良の鹿の説」
奈良では昔から「鹿は神の使い」として大切にされていました。
特に江戸時代に出された「生類憐みのれ令」の頃は、夜の間に自分の家の前で鹿が死んでいたら三文の罰金を徴収される掟があったそうですので、町民たちは朝、早起きをして、死体を見つけたらすぐさま片づけていたそうです。ここから生まれた説。
どちらにしても、語源からして「徳」では無くて、「得」ですね。(笑)
意味としてはメリットがある、とか、今風に言えば、バリューがあるとか。。
お得があるから、今も昔も頑張って早起きをするんですよね。
で、三文ていくら?
ではそのお得な「三文」って現在でいうとおいくらくらい?なのか気になりますよね~。
私は凄く気になります!!調べてみました。
江戸時代の代表的貨幣である寛永通宝1枚が1文にあたります。
江戸の代表的な外食メニューである蕎麦が当時は16文で食べられたそう。
現在なら600円ほどで食べられるとして、16文≒600円、すなわち1文≒37.5円ほどの計算です。
つまり。。3文はザックリ言って、現代でいうところの、「100円」という訳です。
「ん?思ったより安い」と感じるかもしれませんが、一日に100円でも、1ヶ月なら3千円です。
まさしく、塵も積もれば。。ですね。
読んでいらっしゃる方の経済状況にもよりますが、私にとって一か月3千円は大切にしたい金額ですっ~!!!
さて、ちょっと興奮してしまいましたが、早起きしたからと言って、現実的には一か月に3千円得をするわけではありません。
では、どんなお得があるのか、改めて書きだしてみました。
これが、ある意味、3文どころでは無い『お得感満載!!』ですよ~。
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実際に「早起き」で得られる3文?!どころでは無いお得
健康・美容にとても良い
〇早起きする事で自律神経が整ってくると、寝つきが良くなり、睡眠の質が上がります。
〇しっかりとした睡眠を取れれば体のだるさや疲れが取れて体調が整います。
〇ストレスホルモンであるのコルチゾールが減り神経を落ち着かせることも出来ます。
〇朝、太陽の光を浴びる事で、幸せホルモンとよばれている「セロトニン」が分泌されます。気分を良くなり、うつ、気分障害を防ぐことに繋がります。免疫向上にも影響が大きいそうです。そういえば、私、最近すごく体調が良いです。
〇成長ホルモンの分泌が増えて、肌のターンオーバー(肌の再生)が活発になり美肌になります!
自分の時間を確保できて精神的に充実する
〇忙しい世代にはなかなか確保できない自分の趣味に費やす時間が出来ます。これ、うれしいですよね。ゆっくり読書、DVD鑑賞、資格の勉強や朝のジョギング、ガーデニング。
〇子育て世代の女性なら特に子どもが起きて来ない時間帯は大切な自分の時間です。
〇独身の場合も朝に掃除などを済ませてキチンと片付けてから家を出ると、帰宅した時がとっても気持ち良くてストレス激減ですよ。
脳にとってのゴールデンタイム
朝は仕事も家事もパフォーマンスがグッと上がります。
夜に疲れた頭でダラダラやる仕事や資格の勉強は効率悪いです。
同じ時間費やしても、効率が良いので生み出せる結果が大きく、満足感も大きくなり、自己評価が上がります。
ダイエットにつながる
早起きする事で朝食をきちんと食べる時間が確保出来るので、内臓の動きが活発になり体温が上がり、基礎代謝量が増えて体脂肪率の低い筋肉質のカラダになります。
時間を有効活用できる
通勤ラッシュが始まる前の電車に乗れるので、ゆっくり座って本を読んだり出来ますし、満員電車のストレスが減ります。
自家用車通勤の場合も車の渋滞でイライラしなくてすみます。
私は、天気が良い日は自家用車通勤をやめて、自転車で事務所まで行くことが増えました。
ガソリン代も抑えられますし、プチ運動にもなります。
家族それぞれが忙しいとどうしてもすれ違いがち。
早起きすると朝家族が揃って顔を合わせるので、人間関係にとても良い効果をもたらします。
英語でも同じ意味の諺があった!
英語でも同意味の諺があって、メジャーだそうです。
An early bird catches the worm
早起き鳥は虫を捕まえる
The cow that’s first up, gets the first of the dew.
最初に起きる牛は最初に朝露を吸う
うーん、早起きが人生にとって有意義だという認識は万国共通なのかも?
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まとめ
小学生でも知ってる「早起きは三文の徳」
こうやって改めて確認してみると、へ~!知らなかったって事もありました。
昔も今も言い得て妙という感じです。
・三文は現在の貨幣価値だと約100円。一か月だと約3千円。
・実際に早起きする事の「お得」はとても大きい。
むしろ、早起きが当たり前だった昔よりも夜遅いのが一般的な現代だからこそ、大事にしていきたい諺なんじゃないかな、と再認識したな、というのが感想でした。
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