蟹が大好きな私は「越前蟹の解禁シーズン(毎年11月6日~翌年3月20日)は毎年必ず本場福井県の越前海岸や三国エリアに出かけるのが冬のお約束!!
そんな越前海岸や三国エリアの中でも、ひときわ有名な三国の料理旅館「望洋楼」
TV番組でも何度も紹介されていますし、有名人が食べに来ることも多いそうで、最近では東京の青山にも2号店出してるくらいの高級有名店です。
でも、ちょっとお値段がぁ。。。
でも、食べてみたいなぁ。。。
と、大きな声で呟いていたら(それ呟きじゃないやん!)
12月は私の誕生月なので、プレゼント代わりに~という事で家族から「よっしゃ、行ってみようか?」という、うれしいお誘いが。
結果は大満足!
越前蟹はもちろん堪能しましたし、それ以外にも「また行きたい!」という気持ちになる良いお宿でした。
写真たっぷりで詳しくご紹介しますので今年の蟹シーズンはどこに行こうかなぁと迷ってる方は参考にしてみて下さいね!
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福井の望洋楼|基本情報
三国温泉 料理旅館 望洋楼
住所
福井県坂井市三国町米ヶ脇4丁目3-38
連絡先
tel 0776-82-0067
fax 0776-82-0698
チェックイン|15:00 チェックアウト|10:00
(4/1~11/5まではアーリーチェックイン、レイトチェックアウトが可能)
客室
全10室(うち特別室1室、6室が露天風呂付客室)
全てのお部屋からひろびろと広がる日本海を望めます。
アクセス
JR北陸本線|芦原温泉駅より車で約20分。
えちぜん鉄道|三国港駅より車で約2分。
東京方面からの所要時間は約6時間。
大阪方面からの所要時間は約3時間。
名古屋方面からの所要時間は約2時間半。
金沢方面からの所要時間は約1時間。
宿泊プラン
春・夏・秋の懐石料理プラン
一泊二日二食:一人29,000円から
冬の越前蟹料理プラン
一泊二日二食:一人56,160円から
越前蟹が解禁になると(毎年11月6日~翌年3月20日)懐石料理プランでの予約受付が無く、越前蟹料理プランのみのようです。
蟹のシーズンは週末や年末年始は、毎年予約ですぐにいっぱいらしい。全部で10室しか無いですし、早めの予約が良いみたいです。(私は平日がお休みなので予約が取りやすくて良かったです)
外観
三国エリアのほぼ中心部。
ただし公式HPには。。。。望洋楼周辺は暗くなると道がわかりづらくなります。そのため、チェックインは15:00以降日没までにおすませいただけますようお願いしております。
と掲載されていました。
車で来た時に気をつけないと通り過ぎてしまうくらいこじんまりとした外観が好印象ですが、周辺が暗いのでご注意ください。
駐車場は十分にありました。
電気自動車用の蓄電パークもあるそうです。
部屋からの日本海の眺めが最高
まずは、お宿に着くとロビーでお茶のおもてなし。
きちんと点てたお抹茶をいただきながら宿帳を記入。
全部で9室の小さなお宿なので、チェックイン時も落ち着いた雰囲気でした。
なんでも県外から来るお客様がほとんどだそうです。
ロビーの窓は海に向かった良いロケーションですが、その点はあまり活かされていなかったようです。
改良の余地ありかな?と感じました。
でもスタッフの方の対応はあたたかく丁寧で好感がもてました。
お部屋に案内されると・・・・!!
窓際に置かれた香炉から立ちのぼるお香がとっても素敵~!
到着してチェックインしている時間を見越してスタッフさんが事前に用意しておいてくれたようです。
おもてなしの心ですね。
最近はリゾートホテルでアロマディフィーザーが備えられている事がありますが、お香が焚かれていたのは初めて。
ちょっとした事ですが、うれしいです。
そして、窓の向こうは「絶景の日本海です!!」
小さくとんがって見えるのはこのお宿から車で5分くらい離れたところにある「東尋坊タワー」です。
東尋坊というのは「福井県の有名観光地」で奇岩の岸壁が見どころです。
お部屋が角部屋でしたので、解放感が最高です。
やがて夕刻になるにしたがって、夕陽が日本海に沈むパノラマをの~んびり眺めました。
この絶景だけでも、「また来たいな」と思わせてくれるほど魅力的。
さて、このテーブルに蟹が並ぶのはまだちょっと後です(笑)
期待にワクワクしながら、まずはお風呂に。。
お風呂からの眺めも最高
実は私達が泊まった部屋はお風呂無しなのですが、全9室のうち6室にはお部屋に露天風呂が付いています。
なので、お風呂を利用するのはほんのわずかな人たちだけなのでしょう。
さらにどちらかというとどうも女性客は少数みたいで、何度入ってもお風呂場で誰ともお会いしませんでした。
まさに貸し切状態!!!ヒャッホー
(失礼。。)
ややぬるめなので長湯が出来ます。
泉質がとっても私好みでいつまででも浸かっていたい。
そして、露天風呂が日本海に思いっきり、せり出してますやん!!最高です!
ありがちな目隠しはなし!
時間によって移り変わる海を眺めながらとことん、のんびり。
「ああぁ。これを極楽とよばずして何と言おう。。。」と、お風呂を堪能した後は。。。
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蟹のフルコースってこんな感じです
そして、お待ちかねの蟹です!
テーブルには料理長の手書きのお品書き。
真ん中の「せいこ蟹」「ずわい蟹」って文字が誇らしげですね。
ちなみに越前蟹はメスの蟹は「せいこ蟹」オスの蟹は「ずわい蟹」とよびます。
金沢はオスを「加納がに」メスを「香箱」。丹後地方ではオスは「松葉がに」メスを「こっぺ」とよんだり、地域によって呼び名が変わります。
まずは、綺麗に盛り付けられた先附・八寸。これがレベル高くて驚きます。
美味しくて思わずお酒が進んじゃうんですが、抑えながらこの後へ備えます。
はい!!登場しました!!
「ブランド|越前ずわい蟹」
お約束の黄色いタグ、をつけてますね。
望洋楼さんでは、お料理のクラスは上から
「ゴージャスプラン」
「越前蟹主プラン」
「皇室献上級蟹プラン」
「得大蟹プラン」
「大蟹プラン」
。。。。。とあります。
私たちにはいろんな意味で恐れ多いので(笑)上から4つ目下から2つ目の「特大蟹プラン」です。
いや、特大蟹プランでも十分ボリュームありましたよ。
【ずわいのゆで蟹】脚部分です。シンプルだけどこれが一番好き。
【ずわいの蟹刺し】
実は私はあまり好きな食べ方ではありません。生で食べるのなら、写真手前に写ってる甘エビの方が好きです。
でも、写真映えするからなのか、TV番組とかでは絶対にタレントさんがほおばって見せてますよね。
【ずわいの焼き蟹】
目の前で七輪で仲居さんが焼いてくれます。これは水分が飛ばないうちに食べるのがコツ。
【ずわいの蟹味噌】
スプーンですくって食べる醍醐味!
スーパーにある缶詰に入ってるとは全然違う味。
【せいこの内子・外子・味噌】
メス特有のプチプチとした食感の外子と、濃厚な味わいの朱色の未成熟卵の内子、そしてコクのあるかに味噌。
これが、私は大大好き。
せいこ蟹は資源保護のために猟期が短く、11月6日から12月31日までです。
もし、「せいこ蟹」も食べてみたい!とお考えでしたら、お早めにお出かけくださいね!
↓実はこの画像、内子を食べちゃった後の状態です。すみません、好きすぎて写真撮るタイミングを忘れちゃいました。
。。。。。。と、ここで羽釜登場!
その場で炊いてくれる【蟹釜飯】
臨場感たっぷりの演出で、ふたを開けるて見せてくれました。蟹のほぐし身がたっぷり~。
赤だしと香の物がついて、お腹いっぱい。く、苦しい。
もうね。
しばらく蟹はいいわ。ってくらい、これでもか、これでもか、と出てきます。
もうムリ~てなるんですが、美味しくて不思議と完食してしまいます。
もちろん、鮮度の良い蟹だからこそ!なんですが、
蟹が好きな人にはもちろん、今まで蟹があまり好きじゃない人にもぜひ味わっていただきたい、と思います。
そして、日本酒のお試しセットをお願いするとおしゃれなワイングラスで。。
テーブルも漆のアンティーク(と思わしき)なモノを使っていたり。
〆のデザートのゆずジェラートや板長手打ちのおろし蕎麦まで大満足の美味しさでした。
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朝食もぬかりなし!
そして翌朝のおめざのフレッシュジュースからはじまる朝食。
ザ・日本の朝食って感じの品ぞろえで丁寧でたいへん美味しい朝食でした。
地元の新鮮な材料を使ってあるのがとてもよくわかります。
目の前で豆乳から作る湯豆腐が美味しくて二日酔い気味でもぺろりといただけました
サラダのドレッシングが錫のピッチャーに入っていたり、食器やカトラリーのチョイスが品良く綺麗です。
スタッフの方によると女将さんのセンスだそうです。
ロビーでは朝の珈琲とともに地元の農場の絞りたて牛乳がサービスされていて、これもヨカッタ~。朝風呂の後に2杯も飲んじゃいました。
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まとめ
望洋楼さん、蟹はもちろん期待通り!外れなし!
って感じなのですが、予想以上に良かったのが、
■スタッフさんの接客、おもてなし。
■部屋からの景色の良さと心地よさ
■蟹以外のお料理のレベルの高さ。
■食器やインテリアのセンスの良さ。
■お風呂(部屋付きの露天はわかりませんが)の泉質や眺めの良さ。
正直、蟹だけだったら、近辺の民宿でも美味しい蟹はもっと安く食べれます。
でも、記念日とか「せっかく福井まで行くなら奮発したい!」「大切な人を感動させたい!」って思っているなら
いろんな意味で大満足できる「望洋楼」さんはお薦めだと思います。
私も誕生日は毎年あるので(笑)今年も行けたら良いな~と思っています。
↓翌日のランチにいかがですか?