こんにちは娘が昨年結婚して、今後お雛様をどうしようかお悩み中の”アラフィフりすこ”です。
娘が大きくなって進学や結婚で家から独立した。
以前よりもコンパクトな住まいに引っ越したので飾る場所に困る。
などの様々な理由で、何年も雛人形が片付けっぱなしになっていてお悩みの方のために
雛人形の処分方法について調べてみました。
1)人形供養に出す
2)親しい人に譲る
3)ネットオークションやリサイクルショップで売る
4)公共施設やイベントに寄付
5)専門業者さんに供養と処分を一括依頼
6)供養&寄付(社会貢献)
7)一般ゴミ(粗大ゴミ)に出す
それでは、それぞれについて詳しくご紹介します。
ひな人形の処分方法7つ
雛人形は贈られた女の子のお守りという意味もあるので、嫁ぎ先に嫁入り道具の一つとして持っていく場合も地方の旧家などではあるようです。(娘が産まれたら母のお雛様も一緒に飾る)
タイミングとしては娘が結婚して新しい家庭を持った時が一番多いようですが、その他にもずいぶん長い間しまいっぱなしで収納場所に困ったり、カビなどが心配だったりする場合も困りますよね。
ですが、一般的にはお役目の終わった雛人形を持ち続ける事を負担に感じつつも、今までわが娘の成長を一緒に守ってくれた綺麗なお顔のお人形を一般的なゴミとして処分することにためらいがあるのではないでしょうか?
主な雛人形の処分方法7つをご紹介します。
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目次
1)雛人形供養に出す
神社やお寺で人形供養を受け付けているところが、全国にたくさんあります。
いずれも有料で引き取ってくれた後、供養のお祓いをした後→お焚き上げ(焼却)処分してくれます。
ある意味、一番誰もが納得のいく処分方法だと思います。
地元の神社やお寺の場合とネットで申し込んで宅配で送付する場合があります。
●地元の神社などで供養
「人形供養 地域名」で検索すると近所で人形供養を行っている神社や寺がわかります。
メールや電話で条件や費用など詳しく調べて持ち込みます。
地元であれば、供養してもらうにしても安心感が大きいですね。
もし、娘さんが七五三の時にお参りした神社に人形供養をお願い出来るなら尚いいですね。
また、供養の様子を公開しているところで、近所なら実際に参列できるのがいいところです。
費用は段ボール箱1個で5千円程度のところが多いです。
●ネット受付、宅急便受付で供養
メールや電話で申し込むと、段ボールに入れた状態で宅急便で送ればいいところも増えています。ほとんどが一年中受け付けていて、費用は3千円~7千円程度です。
費用やお人形だけか?お道具一式も含めて引き取り可能か?など、条件に違いがありますので直接電話して納得いくまで調べることをお薦めします。
マスコミなどにも紹介されて有名なところを3つご紹介します。
実はネットで探すと他にもたくさんあります。
2)親しい人に譲る
これは、母から娘に、叔母から姪っ子になど親しい間柄の中で譲って使ってもらう方法です。
当事者の家族と夫側の両親などが、納得していれば、とてもいいことです。
「雛人形はひとりにひとつ、女の子の厄が移っているから縁起が悪い」とする説もありますが、なぜそういわれているのか?をお雛様の起源を知り、きちんと理解できているなら、現代のお雛さまのあり方としていい選択だと思います。
詳しく知りたい方はぜひこちらをどうぞ
3)ネットオークションやリサイクルショップで売る
●ネットオークションに出品する
ためしに、日本最大のネットオークション「ヤフオク」で「お雛様 雛人形」というキーワードで検索してみました。
2月7日時点で600点の出品があります。
人気があるのは親王飾りやコンパクトな木目込み人形などのようで入札相場は3,000~4,000円。
一般的な15人7段飾りで平均で5,000円前後が相場のようです。
段飾りの段だけとか、雪洞(ぼんぼり)だけのお道具単体でも出品されていて意外に入札されていました。
さて、このネットオークション、それなりの手間と時間がかかります。
実は筆者はヤフオクで入札、購入した経験はありますが、出品したことはありません。なぜなら結構面倒くさそうだから。
商品撮影や説明文の作成、梱包、入金確認、発送問い合わせ対応をしないといけないため、仕事で忙しい場合などは、気軽に取り組める方法ではありませんので、よく検討してみてください。
(※ネットオークションを考えるなら、出品はやはり1月から2月初旬くらいの需要が増える時期が有利です。時期によって入札相場がかなり違いますので)
●リサイクルショップに引き取ってもらう
リサイクルショップで取り扱い商品にお雛様があるお店はネットでは見つかりませんでした。
そこで、地元の実店舗のあるリサイクルショップに電話で確認したところ「需要時期が限られていて、さらに保管に手間がかかるために扱わない」と言われました。
まあ、なるほど扱う方の立場になればそうですね、と納得しました。
ですので、リサイクルショップでのお引き取りは現実的でありません。
●骨董品屋さんに買い取ってもらう
リサイクルショップとは少し違いますが、古くて高級品なお雛様でしたら、大きな骨董品屋さんに査定してもらう、という方法も考えられます。
持ち込み査定が主で、出張査定は対象はお店の近くが基本のようですから、地方だと限られますが都市近郊でしたら可能性はあります。
先祖から受け継いだ古い歴史あるお雛様の処分を考えているなら、検討の価値があります。
4)公共施設や雛人形イベントに寄付
●公共施設に寄付(基本的に無料)
近くの幼稚園や老人施設、公民館などの公共施設がイベント時に飾る雛人形を欲しがっている場合があります。
こういった情報は、なかなか地域情報に詳しくないと、ほっておいても得られないので、みずから地元の心当たりのある施設に直接電話をして探さなければいけません。
狙い目は新しく建てられた施設が探していることが多いそうです。
ネット上には「子供や老人施設が寄付して欲しい情報を登録して、寄付したい人がそれを見るサイトです」という掲示板のようなものもありました。
↓↓↓↓
情報をUPしておいて寄付の希望の書き込みがあるのを待つ。
というのもありです。
ただし、いつみつかるか、ちょっと長期戦になる覚悟も必要ですから、今すぐ処分したい場合は不向きですね。
各地のイベントに寄付(有料)
寄付といってもこちらは参加協賛金と送料の費用がかかります。
イベント終了時は処分されます。
全国的にお雛様をたくさん飾るイベントはいくつかあるみたいです。
毎年募集される期間が決まっているので、公式HPで事前に調べておいて、その時期になったら忘れずに問い合わせしましょう。
代表的なイベントを3つご紹介します。
●埼玉県鴻巣びっくりひな祭り
電話での申し込み毎年1月10日~1月20日頃(先着300名)
参加協賛金/ 5,000円
自己搬入または郵送(送料は提供者負担)
●千葉県かつうらビッグひな祭り
電話での申し込み毎年4月10日~/人形の受け付けは9月から
参加協賛金/5,000円
自己搬入または郵送(送料は提供者負担)
●滝上町童話村たきのうえひなまつり
電話での申し込みは2018年は終了
参加協賛金/無料
搬入方法などはお問合せ
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5)雛人形の専門業者さんに供養と処分を一括依頼
ネットや電話で申し込んで段ボールに詰めて送ると、供養と処分を請け負ってくれる団体や会社さんがあるんです。
私は今回調べてみて、初めて知りました。とても現代的です。
●(一社)日本人形協会
WEBか電話での申し込みは年中受付
人形供養祭は東京大神宮で毎年10月頃に開催
全国各地の人形供養祭の情報もHPで公開
費用は人形だけを段ボール(辺の長さの合計(縦+横+高さ)が170㎝以内)で5,000円
●人形供養の花月堂
WEBか電話での申し込みは年中受付
人形供養祭は年に2~3回程度開催。HPで公開
費用は人形だけを段ボール(辺の長さの合計(縦+横+高さ)が160㎝以内)で3,240円
6)供養&寄付(社会貢献)団体に託す
全国からひな人形を回収して、供養&リユース(再利用)しつつ、発展途上国への社会支援の寄付も同時におこなう活動をしているよ、としている団体があります。
下記にご紹介の2つの団体は一見、HPもしっかりあるのですが、正直、いまいち活動の主体団体がはっきりわからない気が私はします(失礼)
ご興味のある方はご自身で詳しく問い合わせてみて納得の上ご利用ください。
●ワールドギフト
供養したのち処分せず、寄付・リユースで途上国支援・社会支援に役立てます。
費用は人形だけでなく道具類も含めて受付可能ですが、段ボール(辺の長さの合計(縦+横+高さ)が170㎝)で4,900円
段飾りですとこのサイズには収まらないので費用は確認が必要です。
●セカンドライフ
受け入れ後、供養したあと途上国などでリユースする。合わせて発展途上国の子供たちへの支援として、ワクチン募金を送る。
費用は段ボール箱( 3辺合計 = 160cm以内 )で2,980円
こちらも人形だけでなく道具類も含めて受付可能ですが、段飾りですとこのサイズには収まらないので費用は確認が必要です。
7)一般ゴミ(粗大ゴミ)に出す
地域指定の方法で粗大ごみとして集積所に持ち込みます。
費用は大きさによりけりですが、上述のどの方法よりも安く済みます。
でも、さすがにお雛様をむき出しでゴミ袋に入れるのは気が引ける。という場合は。。。
2.包む際にこれまでの感謝の気持ちを込めながら塩をふりかけて清め
3. 特に親王雛はさらに箱か何かに詰めて袋に入れる。
という方法をとっていけば自分なりのご供養になります。
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まとめ
1)人形供養に出す
2)親しい人に譲る
3)ネットオークションやリサイクルショップで売る
4)公共施設やイベントに寄付
5)専門業者さんに供養と処分を一括依頼
6)供養&寄付(社会貢献)
7)一般ゴミ(粗大ゴミ)に出す
以上が主な雛人形の処分方法7つです。
ただし、一番最初にお伝えしたように、7)の一般ゴミ(粗大ゴミ)に出すという選択が出来ないからこそ、お雛様の処分方法に悩んでいらっしゃるはずです。
そうです。「わが娘の成長を一緒に見守ってきてくれたお雛様をゴミ袋に入れるのはしのびない」と思う気持ちが悩みの元ですよね。
それは何か祟りがあるのではないかという怖さとは少し違い、雛人形への愛着とか、人の形をしたものへの畏敬の念が含まれていると思います。
それを「供養」という形で親である自分自身が納得する「心のあり方」を大切にしたいとも思います。
かといって、費用や手間がかかりすぎるのも困りますね。
バランスが難しいです。
私は個人的には、しばらくは一番上の親王飾りだけを、夫婦二人の暮らしのインテリアとして使うことに決めました。
その後、もしチャンスがあれば”2)親しい人に譲る”の方法を検討しますが、難しいようであれば、親王以外の三人官女さんなどは、”1)の人形供養に出す(地元の神社にて)”
それ以外の飾り物などは、合理的に”7)一般ゴミ(粗大ゴミ)に出す”で処分。
と考えています。
これには正解はありません。
それぞれのご家庭の事情や考え方、さらには本来の雛人形の持ち主の娘さんのお気持ちをふまえて、一番いい方法を選んでいくのがベストです。
この情報がお役にたちましたら幸いです。
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