温泉と美味しいお料理とお酒、趣のある建物が大好きな”アラフィフりすこ”です。
北陸に住んでいるので、山代・山中・片山津と石川県の有名どころも良く行くのですが、もう一度行きたいと思ったところはそんなに数多くないです。
(やっぱり、次はまだ行った事がないところ!となります)
そんな中で今回は、以前訪れてとても気にいった白山市の「和田屋:わたや」さんをご紹介します。
白山比咩(しらやまひめ)神社の鎮守の森の中に隠れるようにひっそりと建つ、小さなお宿ですがお料理の美味しさやおもてなしの細やかさは大満足でした。
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目次
和田屋(わたや)|基本情報
|住所
石川県白山市三宮町イ55-2(白山さん境内際)
|連絡先
tel 076-272-0570
|定休日
第二・四火曜日(12月~3月毎週火曜)
|チェックイン|15:00
|チェックアウト|10:00
(最終お食事スタート:19:00)
|客室
全6室
全てのお部屋に囲炉裏とお庭付き。
(全室禁煙|バス・トイレは付いていません)
|アクセス
金沢市内より車で約30分
|宿泊プラン
雪・月・花の3つの料理プラン
一泊二日二食:一人22,000円から
お部屋については指定不可
|駐車場
充分にありました。
|予約方法
旅行予約サイトには掲載ないので、公式HPからのネット予約かお電話です。
私は初めてだったので、直接お電話しました。
夏季は鮎料理、冬はジビエ料理など、白山麓の里山の旬の食材をつかった料理旅館です。
宿泊しないランチ(昼会席)だけの利用も出来ます。
夏には、鮎づくしの会席コースがあるそうで、鮎好きな方は要チェックです!
今回は2月に事務所のスタッフ1名、仕事関係で親しくしてる友人1名、そして私の合計女性3名での訪問でした。
それでは写真多めに詳しくご紹介します。
和田屋さんでの幸せな時間
趣のある玄関に期待が高まります
白山比咩(しらやまひめ)神社は全国に2700ある白山神社の総本社です。
パワースポットとしても有名で、お正月は初詣の人で周辺道路が大渋滞する神社です。
その大きな鎮守の森の隣にひっそりと隠れるように佇むのが和田屋さん。
私たちは白山比咩神社さんに参拝してからチェックインしようと捜したのですが、広すぎて良くわからずに迷いました。
ウロウロしていると、奥にひっそりとみつけました!
趣のある玄関。
期待が高まります。
お部屋にはおもてなしの心が
お部屋に案内されると、こちらも趣ある風情です。
お部屋の設えは渋くて品があって、なおかつ女性らしい華やかさもあってとても素敵。きっと女将さんのセンスなんだろうな~って思います。
お抹茶で一服いただきました。。
浴衣やアメニティの籠に手書きのメッセージ。椿の葉に書かれててお茶目。
囲炉裏と庭が本当に素敵
特に寒い季節に伺ったこともあり、囲炉裏のある空間に癒されました。
上手く囲炉裏の魅力を伝えられないので、和田屋さんの公式HPから引用させていただきます!
囲炉裏は、「暖をとる」、「調理する」だけでなく、 炭の燃え盛る様子や、パチパチという火の音、 燻された食材の香りなど 五感を通じて楽しみ、憩うことのできる日本の優れた備品です。
和田屋公式HPより
五感で感じるお料理
まずは加賀梅の食前酒をいただいて。。。
お品書きは女将さんの手書き。
素敵ですね。
前菜の盛り合わせ。
お造りはごりのあらいと岩魚のあらい。
川魚ですが、とても繊細な味わい。
石川の伝統工芸「九谷焼」の華やかな器が良く似合います。
お部屋に板長さんが来られて、囲炉裏で岩魚を焼いていただきます。
煙と共に立ち登る、香ばしい匂いにワクワクしながら待ちます。
お酒をゆっくり楽しみながら焼き上がりを待つ、この時間がなんとも贅沢です。
一瞬、こういう時間を幸せっていうんだろなぁ~って感じたのを想い出します。
春から秋までは鮎が出されます。
和田屋さんの鮎料理は、絶品だそうですので、次回はぜひ鮎の季節に伺いたいと思っています。
お椀はやはり石川の輪島塗だと思われます。
こちらはシックな小鍋。
途中でワインもいただきながら。。。
冬らしくジビエ料理もあって、手の込んだお料理が続いてお腹いっぱい。
最後のスイーツまで地元の食材をつかった滋味深い味わいながら、盛り付けや器が粋で、心もお腹も両方満足。
視覚、味覚だけでなく、囲炉裏の音や匂い、器の感触など、まさに五感で感じる美味しさでした。
とにかくお料理のレベルが高くて、こちらは翌朝の朝食ですが↑一見素朴だけれど抜群に美味しくて(出来立ての出汁巻き卵が最高!)ご飯のおかわりしてしまいました。
なんであんなに美味しかったのかな~と不思議に思って、再び和田屋さんのHPを眺めていたら、こんな秘密があったみたいです!
↓↓↓↓
白山霊水の地下水を使用しております。霊峰白山からの雪解けの地下水を、すべてのお料理に使用しております。昆布と地下水でゆっくり低温で一時間うまみを出した後、鰹を入れ、うまみを最大限に出した出汁と、地元中心の旬の食材の持ち味を生かした優しい味の料理。奇抜なものはございませんが、他ではない独自の和田屋の味をお召し上がり下さいませ。
和田屋公式HPより
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リラクゼーションルーム「和楽」
館内で過ごす場所として「和楽」というお部屋がありました。
2階の窓から庭の緑を眺めながら、置いてあるCDで好きな音楽を聴いたり、美術書を眺めらり。お風呂あがりにお部屋とは違った趣の場所で寛ぐために宿泊者が自由に出入りできるお部屋です。
おひとりで宿泊の方や、逆にお連れの方と離れてちょっと一人になりたい時に気分を変えるのに、良いかもしれません。
夜の語らいにお餅を焼いて
夕食の後、お部屋にお餅を準備していただけます。
(冬期限定だそうです)
とても心温まる心遣いです。
囲炉裏で自分であぶりながら焼きました。
鉄瓶で沸かしたお湯で淹れた珈琲と一緒いいただきました。
夜遅くまで女子トークに花が咲いたのはもちろんです!!
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最後に
和田屋さんは創業は江戸慶応。
前田藩時代から210年の歴史があります。
当初は川魚と山菜料理の専門店でしたので、今もお部屋にバス・トイレは付いてません。
(私は全然OKでした)
現在のご当主は5代目さんです。
2100年の歴史があり
全国に2700箇所ある白山神社の総本社の白山比咩神社。
その白山比咩神社の深い鎮守の森に包まれた隠れ家宿です。
お客様には外国からの方も多いそうで、実際私たちが宿泊した際にも、一組ヨーロッパからのお客様がいらっしゃいました。
そして、お客様の半分はリピーターだそうです。
お料理お美味しさと、おもてなしの細やかさ(かといって良くありがちなグイグイ話しかけてくる仲居さんとかはいません)に魅了されてファンになると、季節を変えて何度も来られる方が多いそうです。
6代目若女将の品よく素敵な笑顔にも癒されました。
石川県は近くには有名温泉地の大型和風旅館がありますが、そのあたりとは全く違う趣向です。
さらに京都あたりの、ちょっと気の張る数寄屋造りの高級旅館とも違う。
今、はやりの民家風な和モダン旅館とも違う。
とにかく山里の中の何もない場所で心休めて過ごす。
スマホの電源を切って、
美味しいものを食べて、
大切な人とゆっくり時間を過ごしたい。
そんな方には、ぴったりなお宿です。
金沢まで北陸新幹線が開通して、北陸は近くなりました。
もし、お近くまでいらっしゃる機会がありましたら、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
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