あの、トヨタ自動車が、太平洋側港湾が被災して使えなくなった際の輸出車の出荷拠点に福井県敦賀市の敦賀港を考えていて、10月10日に実際に愛知県内の工場から50台程度の自動車を敦賀港まで陸送した後、自動車運搬船に載せ、九州の港を経由し東アジア向けに輸出してみたみたいです。
ん?敦賀港?ってどこ?
なんで敦賀港なの?
って思った方も多いと思いますので、私の地元”敦賀港”についてちょっとご紹介します!
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敦賀港の場所・アクセス
住所|福井県敦賀市金ヶ崎町49番1
地図はコチラ|敦賀港のマップ
JR敦賀駅から、約2.2km
– コミュニティバス「海岸線」で約9分「金ヶ崎緑地」停留所下車
– 「ぐるっと敦賀周遊バス」で約16分「金ヶ崎緑地」停留所下車
– 徒歩約27分
– 車で約8分
北陸自動車道 米原インターチェンジから、約50.2km
– 車で約40分
北陸自動車道 福井インターチェンジから、約57.5km
– 車で約47分
北陸自動車道 敦賀インターチェンジから、約3.0km
– 徒歩約36分
– 車で約10分
敦賀港の概要
敦賀港は、福井県敦賀市の敦賀湾に所在する港湾。
日本海側最大級の国際貿易港で関西、中京から最も近い海上物流の拠点です。
港湾管理者は福井県。港湾法上の重要港湾でさらに港則法上の特定港に指定されています。
敦賀港国際ターミナルの完成や国際RORO船の就航などにより、近年は国際コンテナの取扱い量を近年、急速に伸ばしています。
2011年国土交通省により「日本海側拠点港」のひとつに選定されました。
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敦賀港の歴史
敦賀港は、日本海有数の天然の良港であり、奈良時代から三大要津の一つに数えられ、わが国とアジア大陸を結ぶ交易拠点として、また、江戸時代中期以降は北前船の中継基地として栄えてきました。
明治時代にはロシア、朝鮮との間に定期航路が開設され、日本海側の玄関口として、重要な役割を果たしてきました。現在も韓国、中国をはじめ東南アジアとの貿易がさかんに行われています。
災害時などの今までの実績と敦賀港が選ばれる理由
まずは敦賀港は2011年の東日本大震災時に物資や支援要員の輸送などで太平洋側港湾のバックアップ機能を果たした実績があります。
敦賀港は関西、中京とは至近距離で渋滞なし!名古屋まで127km・大阪まで173kmと近距離です。
輸送に関しては、市街地を通らずに国道8号線バイパス、高速道路に5分でアクセスができます。
トヨタの国内工場は愛知県内に集中しているので、敦賀港は工場からの近さ!!が何よりも最重要ポイント!!のようですね。
今まではトヨタは国内生産台数のうち5割強の173万台を、名古屋港などを使って海外へ輸出していますが、大規模地震などで被災した太平洋側港湾の復旧が長期になった場合に、日本海側からの輸出ルートの確保を検討しているみたいです。
さらに敦賀港は釜山港をハブ港とし、中国・東南アジアの主要港に輸出入をすることができますので、その点も魅力なんだと思います。
今回10月10日の実証試験では長草工場(愛知県大府市)などから陸送で運ばれてきた中国、韓国向けのRAV4やプリウスなど新車50台を自動車運搬船「豊洋丸」(全長129m、5千トン)に積み込んだ。
積み込み作業のほか、盗難防止セキュリティーなども確認した上で冬を想定した洗車の模擬訓練も行った模様です!
大規模災害だけで無く、周辺諸国との政治的な緊張も高まりつつありますから、(まさかミサイルが飛んでくる~なんてことは無いと思いますが)こうやって大企業さんはまさかのリスクにも対応できるように準備をしておくんですね。
その重要な役目を筆者の地元である”敦賀港”が担うっていうのが、ちょっと誇らしい気持ちです。
なにかと地味目で無名な日本海側ですが、いざという時には頼りにされるんだわ~とうれしくなった情報でした!!
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